コードギャラリーとZend Platformによる統合
コードギャラリー
本連載は、「Team Project Development(http://www.thinkit.co.jp/article/66/4/)」の日本語翻訳です。原文についてはこちら(http://www.thinkit.co.jp/article/66/4/)をご確認ください。
最後に紹介するのが、コードギャラリーというローカル開発ツールです。これは、チーム開発プロセスに直接関係するものでありませんが、開発チームが使用するコードライブラリのリポジトリを作成する際に確実に役立つツールです。
コードセグメント(関数やクラスなど)が作成・テストされると、チームで使用したり、アクセスしたりできるようにローカルのコードギャラリーに保存されます。
また、コードギャラリーをサーバ上に保存して、適切な権限を持っているユーザがアクセスできるようにすることもできます。
このツールのメリットは、十分にテストされたコードを、同じプロジェクトの開発者だけでなく、複数のプロジェクトにまたがって使用できることです。
コードギャラリーのもう1つのすぐれた特徴として、Zend社自体がコードギャラリーを持っていることがあげられます。
ユーザは、Zend社のコードギャラリーにいつでもアクセスすることができ、また、ユーザ自身が作成したコードをサブミットしてグローバルギャラリーに含めることも可能です。図1に、コードギャラリーの作成画面とそのコントロールビュー(背面)を示します。
Zend Platformによる統合
Zend Studio for Eclipseは、ほかのZend製品と統合することもできます。
そのような製品の中で、チーム開発に関連するものの1つとして、Zend Platformがあげられます。
Zend Platformは、開発または実稼働を目的として、サーバクラスタにインストールすることができます。Webサーバ(Apache)の上位に配置され、Webサーバのすべてのアクティビティを監視します。
Zend Platformを導入すると、エラーが発生した場合にあらゆるユーザに電子メールを送信できるようになります。