最適なエディタを探そう!
PHPの開発環境って?
PHPはスクリプト言語です。特別な環境が無くとも、かなりの極論を言ってしまえばWindowsに付属している「メモ帳」でも開発を行うことが可能です。
しかし、世の中にはより多くの優れた機能を備えたエディタが多く存在します。
では、一体どんな開発環境を使えばいいのでしょうか。PHPには現在多くの開発環境が存在します。筆者の知人にアンケートを採ってみたところ10種類以上のエディタの名前があがりました。代表的なものとして、「emacs(http://www.gnu.org/software/emacs/emacs.html)」「PDT(http://eclipse.org/pdt/)」「Peggy Pro for PHP(http://www.anchorsystems.jp/anchor/ashp/peggy/pegindex.html)」「vim」「VS.Php(http://www.asial.co.jp/vsphp/)」「Zend Studio for Eclipse(http://www.zend.co.jp/product/eclipse.html)」「サクラエディタ(http://sakura_editor.at.infoseek.co.jp/)」「秀丸(http://hide.maruo.co.jp/)」があります(図1)。
どのエディタを選ぶべきなのか
いろいろなエディタの名前をあげましたが、どのエディタにも特徴があり決定的な決め手はありません。PHPエンジニアの中にはPHPをホビーとして使っている人も多く、PHPの開発元とも言えるZendがリリースしている「Zend Studio」もその価格からか普及しているとは言い難いようです。
開発に使うエディタで筆者が最低限必須だと考える機能は「カラー強調表示」と「文字エンコード・改行コードへの対応」です。
カラー強調表示はプログラムの構文を解析し、プログラム的に意味のあるキーワード(関数など)の色を変えて強調表示する機能です。カラー強調表示はプログラムを見やすくしてくれるので、結果的にミスを減らすことができます。PHPで開発を行うならPHPの他にHTMLやCSS、JavaScriptのカラー強調表示に対応したエディタを選択すると良いでしょう。
また、PHPではスクリプトを作る際に使用する文字エンコーディングが決まっていません。自分1人で作業している時はそれほど気にすることはありませんが、他人のコードを読んだり他人と一緒に作業をしたりする場合は普段自分が使っている文字エンコーディングと違う場合もあるため、一般的によく使われているEUC-JPやUTF-8にエディタが対応している必要があります。
表1にあげたエディタはどれも最低限必須な機能はあるので、いくつか試してみて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。