FlashデザイナとAIRの出会い
AIRとの出会い
弊社は幸いな事に、早くからAdobe AIR(当時プロジェクト名:Apollo)を知る事ができ、β版のアプリケーション開発に携わる事ができたのですが、時を同じくして、弊社では「デザイナとエンジニアの垣根をなくそうプロジェクト」が行われていたのです。これこそ、運命の出会いというか、このプロジェクトでは、「新しいメディアの創造」をコンセプトにしていたので、デザイナとエンジニアでの喧々囂々のもと、サーバ側からプッシュでデータを配信する事に着目し、Adobe AIRのβ版アプリケーションとして、「新たなプッシュメディア」の開発に着手する事になりました。
さらに、AIRとの大きな接点となったと言っても過言ではない機会がありました。それは、昨年の7月に開催されました「Adobe AIR Developers Night 2007(http://www.adobe.com/jp/newsletters/edge/july2007/Fcontent/)」のAIRバトルにて、このアプリケーション「新たなプッシュメディア(当時のアプリケーション名:AIR SPACE)」を600人近いデベロッパやクリエイタの方々に紹介する機会をAdobe社からいただいたのです。
思わず「プロジェクトの成果発表会」の機会を得てしまったデザイナとエンジニアは、徹夜でシナリオを書き、練習を重ねたのですが、当日は、緊張のあまり、デザイナとエンジニアの掛け合い漫才のようになってしまったのですが、クリエイタさんだけでなく、企業の方々からも、われわれの想像以上の反響をいただき、ビジネス利用でのご相談までいただいてしまったのです。
これを機に、弊社では、単なる「Apolloプロジェクト」ではなく、Adobe AIRが弊社の事業のひとつの大きな柱へと位置づけが変わっていったのです。
AIRってどんなのがあるの?
さて、このようなひょんな出会いから始まった弊社のAIR物語はさておき、米国では、図2のようなAIRアプリケーションが開発され、サービスとして提供されています。
現時点で日本にはどんなAIRがあるのでしょうか。Adobe社のサイトを中心に紹介していきましょう。
その前に、実際にAIRを体験してみるには、事前準備が必要です。まず実行環境であるAIRのランタイムをインストールしてみましょう。AIRランタイム「Adobe AIR(英語版)(http://get.adobe.com/air/)」は、ここからダウンロードできます(AIRのβ版をインストールされている方は、アンインストールしてからの方が良いです)。
ダウンロードしたAdobeAIRInstallerファイルをダブルクリックして、インストーラの指示に従ってインストールして下さい(AIRでPDFドキュメントを利用するには、PDFリーダー8.1以上が必要です)。
準備ができましたら、Adobe社のAIRギャラリー(http://www.adobe.com/jp/devnet/air/gallery/)を体験してみましょう。
既に日本でも多くのAIRアプリケーションが開発されているのです。
ちなみに、手前みそで恐縮ですが、弊社ではサーバ側からプッシュ型で情報を発信し、新しいサービスなどの情報をスケジュールに合わせて告知したり、配信したりするアプリケーション「PLUSLU Media(http://www.tk-lab.com/pluslu.html)」、これを社内ネットワークで活用し、情報伝達の徹底に役立てる企業向けアプリケーション「PLUSLU Business(http://www.tk-lab.com/pluslu.html)」を展開しています。