AIR 1.1日本語版登場!
AIR 1.1日本語対応版リリース
前回の最後にご紹介したとおり、2008年6月17日にAIR 1.1日本語対応版がリリースされました。今回の発表内容を細かに紹介していきます。
Adobe AIR 1.1の主な改良点は、名称からもわかるように、日本語対応で問題になっていたところが改善され、正式に日本語環境に対応されたということです。Adobe AIR 1.1はアドビ システムズ社のWebサイト(http://www.adobe.com/jp/products/air/)から無償でダウンロードが可能です。
また、このリリースにあわせ、19日にプレス向け記者会見があり、Adobeから以下のようなコメントと発表がありました。
「Adobe AIR 1.1で日本語環境が正式対応されたことにより、Webデベロッパやデザイナは、日本語のHTMLを表示する、HTMLの入力フォームを扱う、Ajaxを使ったHTMLを読み込む、ActionScriptとの日本語データ連携を行う、ならびにインストーラの日本語化が求められるAIRアプリケーションにおいても、言語による制約を受けずに魅力的なAIRアプリケーションの開発と配布が可能になります」
特に、インストーラが日本語対応されたことを強調されていました。
Adobe AIR コンテスト発表会
プレス発表と同日、品川で開催されたAdobe AIR コンテスト授賞式イベントでは、Adobe AIR 1.0 向けのアプリケーション、コンテンツ制作にチャレンジしたクリエイタの表彰が行われ、多くの作品も紹介されました。
Adobe AIR コンテスト受賞者は下記になります。
グランプリは大日本印刷株式会社の「Hito Fude AIR(http://www.adobe.com/jp/events/aircon2008/awards/pop_up.html)」で、一筆書きをリレー方式でつなげていくアプリケーションです。
Dreamweaver賞は株式会社カタマリの「JSON Editor AIR(http://jsoneditor.net/#air)」で、JSONおよびXMLデータを編集するためのアプリケーションです。
Flex賞は株式会社エスキュービズムの「JUKING AIR(http://juking.jp/air_top/)」で、音楽を動画付きで再生し続ける「ジュークボックス風」デスクトップアプリケーションです。
Flash賞は株式会社セルシスの「Air train(http://lmeteh.heteml.jp/air_train/)」スレッドを電車に見立て、世界中のユーザのモニターを旅しながらコメントを収集するアプリケーションです。
特別賞は株式会社イメージソース「web plamo飛行艇版デスクトップジオラマアプリケーション(http://web-plamo.com/aircraft/)」で、組み立てた飛行艇を角度を変えた表示や、ジオラマアニメーションの中に飾るアプリケーションです。
受賞アプリケーションは、「ADOBE AIR コンテスト2008受賞作品(http://www.adobe.com/jp/events/aircon2008/awards/)」から、詳細の確認、ダウンロードが可能です。
約2か月という短い募集期間でしたが、86作品もの応募があったそうです。それぞれ、抜群のアイデアですね。
読者の皆さんも、今後このようなコンテストがありましたら、ぜひとも、チャレンジしてみてください。