Androidのアプリケーション開発環境
はじめてのAndroidアプリケーション~こんにちは!
今度はメッセージを「こんにちは!」に変えてみます。EclipseのPackage Explorerで、[HelloProject]を開きます。いくつかファイルやフォルダが並んでいます。resフォルダの中にvaluesフォルダがあり、その中にstrings.xmlというファイルがありますので、これをダブルクリックで開きます。[hello (String)]というエレメントをクリックすると、[Value]に「Hello World, HelloActivity」と書かれてるので、「こんにちは!」に変更します。[File] - [Save]してから、再び[Run] - [Debug] - [Android Project]します。どうでしょう?「こんにちは!」と日本語で表示されたでしょうか?
日本語が表示されたことに驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。このフォントはAndroid専用に開発され、Apache 2.0ライセンスで配布されるTrueTypeフォントです。ファイルサイズがたったの3MBにも関わらず、日本語だけでなく、中国語、韓国語フォントも含まれています。
エミュレータ
せっかくエミュレータを起動したので、少し遊んでみるのもいいかもしれません。図2はエミュレータで操作するボタン類の説明です。
---------------------------------------------------
[Home] ホーム画面を表示する。
[Back] 1つ前の画面に戻る。
[メニュー] メニューを表示する。
[フォルダータブ] アプリケーションの一覧を表示する。
---------------------------------------------------
このエミュレータは、qemu上にAndroidの仮想ハードウエアを構築し、その上でAndroidフレームワークが動いています。見た目や操作方法は実機であるG1と同じです。
ホーム画面にある[Browser]と書かれたアイコンをクリックすると、ブラウザーが立ち上がり、Googleの検索ページが表示されます。Proxy設定が必要なネットワーク環境では表示されませんので、Proxyの外側で試してください。
URLを入力するには、[Menu]ボタンをクリックしてから、[Go to URL]をクリックします。エミュレータ右側に表示されているソフトウエアキーボードをクリックしても文字を入力できますが、普段どおりキーボードからも入力できます。
[Home]か[Back]ボタンをクリックして、再びホーム画面に戻ります。[フォルダータブ]をクリックすると、ウィンドウがスライドして、そのほかのアプリケーションのアイコンが表示されます。
表示されるアプリケーション一覧の中に、[ApiDemos]というアイコンがあります。これは、Androidの各種APIのデモアプリケーションで、プログラムのソースコードはSDKに含まれています。AndoidにどのようなAPIがあるのかを体験できます。