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| シンクライアント導入における課題 | ||||||||||
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さて、このように大きな注目を浴びているシンクライアントシステムだが、実際の導入にあたっては、表2に示すようないくつかの課題を検討していく必要がある。
表2:シンクライアントシステムが抱える問題
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| サーバやネットワークインフラに関する課題 | ||||||||||
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シンクライアントシステム導入にあたっては、前述のようにサーバ(またはブレードPC)やストレージなどが新たに必要となる。サーバ型の場合、日常業務におけるPCの使用頻度からきちんとサーバのサイジングを見積もる必要があるので、事前に検証システムなどを構築し、性能測定をしておくとよい。 ストレージは、シンクライアント端末1台当たりどのくらいの容量を割り当てるかを考え、必要な量を見積もっておく。このようなセンターのストレージは、シンクライアントシステムを構築する以上必ず必要になる。 さらに、シンクライアントシステム導入によって、ネットワークを画面転送データや、ディスクI/Oデータが流れるので、ネットワーク容量についてもきちんと確認しておくことが重要である。 |
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| シンクライアント端末に関する課題 | ||||||||||
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通常、PCのかわりにシンクライアント端末を導入するので、今までの社内PCの導入状況を考えながら、リプレース計画を立てていく必要がある。 一方、PCをシンクライアント端末のかわりに利用する方法として、PCに接続した外部デバイスからOSを起動した上で端末ソフトウェアを動かしシンクライアント端末化したり、ネットワークブート型シンクライアントシステムのクライアントとして利用する方法もある。 いずれの方法も、PCの機種や利用方法により、導入の効果や適用の可否などが異なるので、現状のオフィスの状況をよく調査し、どの方法が一番自社にあっているかをきちんと検討する必要がある。 |
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| モバイルネットワーク環境に関する課題 | ||||||||||
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社外でモバイル利用する際には、常時シンクライアント端末をネットワークに接続しておく必要がある。このとき、PCの画面操作はネットワークの回線速度などの影響を受けやすい。そのため、PCをスタンドアロンで使っていた際と比較して、利便性を損なう可能性がある。 |
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