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| 手順3:耐性基盤の構築 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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電子メール情報のセキュリティと可用性の確保と同様に、耐性基盤を備えた電子メールインフラストラクチャを構築することも重要になります。 組織の機能は災害が発生しても維持される必要があるため、十分に定義された計画とメカニズムによってシステム、アプリケーション、保存情報を回復することが不可欠です。エラーや問題が起きてから停止状態の回復を試みるよりも、適切に定義されたポリシーに基づいて自動的にエラーの監視と対応を行うことが望まれます。 IT組織では、電子メールサービスの提供を停止することなく、サービスの提供に影響を与えるITインフラストラクチャのコンポーネント(電子メールサーバーのオペレーティングシステム、ネットワークコンポーネント、ストレージシステムなど)の保守やアップグレードを行う必要があります。 システムとデータを確実に保護するには、実績のあるバックアップと回復ソリューションをインストールするのが最善の方法です。企業レベルのバックアップソリューションは、大規模環境にまで対応可能な高性能のデータ保護を実現します。 休止時間はビジネスにとって損失を意味するので、テープベースのバックアップと安価なディスクストレージへのバックアップの両方を利用できることが重要であり、これによってスナップショットベースの保護が利用可能になります。 また、アプリケーションを回復するときの目的によっては、高速システム回復ソリューションを検討することも有効です。このようなソリューションではサーバー回復プロセスが自動的に行われるため、オペレーティングシステムやバックアップソフトウェアを手動で再インストールする必要はありません。 簡単なコマンドを使用して、サーバーとアプリケーションを完全な状態に迅速に復元できます。たとえば、Symantec Backup Exec Intelligent Disaster Recovery(IDR)とSymantec Backup Exec System Recovery(BESR)はMicrosoft Exchange Serverと統合する製品です。 電子メールのストレージ管理に問題がある場合、高度に拡張性のあるストレージ環境ではストレージの仮想化が重要なコンポーネントになります。すべてのストレージを使い果たした場合、従来の方法ではサーバーを追加したり高価なディスクアレイをサーバーに追加したりしましたが、これは時間やコストがかかります。ストレージネットワークとストレージの仮想化を使用すれば、拡張可能なデータストレージ環境を簡単に作成し、これをデータセンターのすべてのメッセージサーバー間で共有できます。 適切なストレージの仮想化ソリューションを統合することで、管理者はRAIDの再構成、断片化解消、ファイルシステムのサイズ変更、ボリュームのサイズ変更など、多くの定期的なストレージ保守タスクをオンラインで実行できます。 ストレージの仮想化では、エラー対策のために複数のストレージデバイスへのデータ転送が管理されます。ストレージの仮想化では、エラーが発生したディスクから正常なディスクにデータを自動的に移行して、予定外の休止時間が発生するリスクを低減できます。 ストレージの仮想化とクラスタ化ソフトウェアを使用すれば、システムやストレージの追加が可能になるとともに、未使用の既存リソースを識別して利用できるため、最高レベルの可用性と拡張性が実現できます。これにより、電子メール環境のすべてのサーバーとストレージコンポーネントを最大限に利用することができます。 |
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