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| これからの企業と検索エンジンの関わり | ||||||||||||
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ここまでの連載を振り返りつつ、「企業と検索エンジンの関わり」についてまとめます。 まず、企業のWebサイトの情報量が膨大になっていく中でWebサイトを訪れるエンドユーザをがっかりさせないことが重要です。つまり確固たる「経験価値」の提供によって購買への結びつけやブランドの向上をはかる場合、サイト内検索の役割がとても重要になってきます。 今までは「とりあえず」という感じでサイト内検索の検索窓が設けられていたかもしれませんが、これからは必要不可欠なインターフェースになるのです。 そして、サイト内検索はただ検索すればよいというものではありません。エンドユーザが目的を持ってWebサイトに訪れている以上「必要とする情報が見つからなかった」という事態は避けなければいけません。 必要な情報が見つからなければ、エンドユーザはそのWebサイトから立ち去ってしまう可能性が高いからです。 ユーザが探している情報にきちんとリーチするために、例えば検索の結果ヒットしたページがサムネール画像で「見える」検索が有効です。また、サイト内検索の結果、本来表示されるべきものが表示されないようであれば、対策を打たなければなりません。 対策として、例えば、サイト内検索について「意味のあるログ」を取得し、常にそのログをチェックすること、そして検索キーワードに対して特定のページを関連づけるといった機能があれば、ユーザにとっても企業にとっても「機会損失」を防ぐことができるでしょう。 |
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| 検索エンジンの導入から、本当の情報活用がはじまる | ||||||||||||
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そして、サイト内検索は企業サイトにおける内部統制にも有効です。ある商品名でサイト内を検索した結果、定めているルールから逸脱した用語が使われているページやルール違反のクリエイティブ、どこかの部署が勝手に作ってしまったキャンペーンのページ(嘘のようですが、有り得ます)などをチェックし、必要であれば修正するといったことが可能になります。 サイト内検索は、企業のナレッジの有効活用とも深く関わります。これからの企業はペーパレス化が進み、デジタルデータはますます重要な情報資産となっていきます。現在ペーパーでしか存在しない過去の文書のデジタル化も、どんどん進んでいくことでしょう。 繰り返しになりますが、これらのデータをすべてディレクトリで整理して、ナビゲーションからアクセスさせることは不可能です。もはや「検索で探す」ことが前提であり、検索できないデータやデータベースなどは有り得ません。 「データ」と「検索」は表裏一体の関係です。つまり、企業が情報資産を活用し、次の世代へと引き継いでいくためには、検索エンジンは切り離すことのできない存在になっているのです。 ただし、検索エンジンを導入したからといって準備万端というわけではありません。検索エンジンに頼り切ってしまえば、検索エンジンが見つけられない情報は「ない」のと同意になってしまうからです。 見た目には、キーワードを入力してボタンをクリックするだけの、本当に小さなサイト内検索の窓も、これからの企業活動に密接に関わる「縁の下の力持ち」的な存在といえるでしょう。 |
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