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| パースペクティブの利用 | ||||||||||||||
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機能ごとに初期画面構成としてデフォルトのパースペクティブを用意しています。パースペクティブは、IPerspectiveFactoryインターフェースを実装する具象クラスとして実装し、createInitialLayout()メソッドで初期レイアウトを定義することができます。具体的な実装例を図5に示します。 また、パースペクティブの保存機能を利用することで、カスタマイズした画面の保存が可能となります。これには特別な実装は必要ありません。Eclipse RCPの機能として提供されているものです。 メニューの「パースベクティブ → パースペクティブ別名保管」を選択すると、パースペクティブの別名保管ダイアログが表示され、画面レイアウトの保存ができます(図6)。 ![]() 図6:画面の別名保存 |
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| 機能ごとにプラグインとして実装 | ||||||||||||||
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Hinemosの運用管理機能は複数の機能の集合体です。各機能のGUI部分をプラグインの形で実装しました。共通的に利用される機能については、共通プラグインとして実装し、他の機能のプラグインから参照されるモデルとしています。例えば、上記で説明したスコープツリーなどが共通プラグインで提供する部品となります。 |
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| マネージャとの通信方法 | ||||||||||||||
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Eclipse RCPはフレームワークとして、マネージャと通信する機能は持っていません。RMIやWebサービス、JMSといった従来の通信方法でデータをやり取りする必要があります。 Hinemosでは、マネージャ(JBoss)との通信にRMIを利用しています。JBossにデプロイされているEJBをネットワーク経由で呼び出すことで、画面表示用データの取得、マネージャーへの設定情報登録を実現します。 |
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| WebRCPを使ったクライアントの配信 | ||||||||||||||
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Hinemosでは、クライアントアプリケーションをパッケージとしてインストールして実行する方法と、マネージャーからダウンロードして実行する方法の2つを提供しています。 ダウンロードによる方法には、Eclipse RCPのアプリケーションをJava Web Startを使って配信するためのフレームワークであるWebRCPを利用しています。 Eclipse RCPが利用しているツールキット(SWT)はOSのネイティブAPIを使用しているため、OSごとに必要とするライブラリが異なります。WebRCPは実行環境で必要なファイルのダウンロードとランタイム環境の構築を行った後、アプリケーションを実行することでこの問題を解決してくれます(図7)。 ![]() 図7:WebRCPを利用した配布イメージ Eclipse RCPの実行に必要なファイルとHinemosのプラグインアプリケーションをまとめたものがwarファイル形式(hinemos.war)でJBossにデプロイされています。 下記のように、javawsコマンドを実行することで、Hinemosクライアントがダウンロードされ実行されます。
$ javaws http://マネージャのホスト名:8080/hinemos/hinemos.jsp
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| まとめ | ||||||||||||||
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今回は、Hinemosのクライアントアプリケーションの実装について解説いたしました。リッチクライアントフレームワークであるEclipse RCPを用いることで、実装量を削減しつつ、非常に柔軟なGUIを実現しています。 次回は、Hinemosのマネージャ部分、EJBで実装した各運用機能について解説いたします。 |
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