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| PostgreSQLの可用性向上 | ||||||||||||||
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PostgreSQLのクラスタリングにはPostgresForestを用います。PostgresForestは、Hinemosと同様、NTTデータが開発しているOSSのPostgreSQLクラスタリングソフトウェアです。 PostgresForestは、複数のマシン上で稼動するPostgreSQLを仮想的に1つのPostgreSQLとして運用することを可能とます。アプリケーションから見ると1つのJDBCドライバとして利用することができるため、複数のPostgreSQLがあたかも単一のRDBMSのように見えます。 JBossからアクセスする場合は、データソースの設定(ドライバクラス名と接続先URL)を変更するだけで、アプリケーション的には特に変更を加えることなくデータベースの信頼性を向上させることができます。 なお、PostgresForestの詳細については次回の記事に譲りたいと思います。
PostgresForest
http://www.nttdata.co.jp/services/postgresforest/ |
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| 障害発生時の動作イメージ | ||||||||||||||
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ここまで、Hinemosを2台のマネージャノードを使い、それぞれをマスタとスレーブとして、アクティブ-スタンバイ方式の可用性構成を組む方法について解説しました。 ここでは、障害時の動作をマスタのサーバがダウンした場合について説明します(図5)。 クラスタ化されているJBossは、IPマルチキャスト通信を用いて死活監視をしています。マスタのサーバがダウンした場合、スレーブのJBossは障害を検知し、フェイルオーバを実行し、シングルトンサービスとなっているJMSサービスと、Hinemosの機能を起動します。以降のアクセスはこちらのサーバが処理することになります。 OpenLDAPとPostgreSQLはスレーブノードも多重化され、マスタノードと同じ情報を保持しているため、障害後は縮退運転することで、そのままサービスを継続することができます。 クライアントからの接続は、JBossの提供するスマートプロキシの機能によって自動的に切り替えられます。 |
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| まとめ | ||||||||||||||
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Hinemosでは、利用しているOSSが持つそれぞれのクラスタリング機能を活用することで、アプリケーションレベルではほとんど意識することなく、可用性の向上を実現することができます。 次回は、今回詳しく解説することのできなかった、データベースのクラスタリングについて解説いたします。 |
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