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| Hinemosで使える運用管理機能 | |||||||||||||||||
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Hinemosは大きくわけると、表3に示すように「管理対象のコンピュータ(以下、ノード)の状態の監視やバッチジョブ実行・制御を行う機能」と「Hinemosとしてのプラットフォームの機能」の2つから構成されています。
表3:Hinemos Ver2.1の機能一覧 以下では、監視/制御を行う機能について説明します。 |
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| ジョブ管理機能 | |||||||||||||||||
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従来は簡単なバッチ処理をOSSで実現する場合には、cronなどが用いられることがありました。しかしcronを利用する場合、複数のノードにまたがるバッチジョブをコントロールすることが難しい、異常状態となった場合の処理をスクリプトなどでコントロールしなければならないという課題がありました。 例えば3層システムでデータベースをバックアップする場合においては、各サーバのミドルウェアが停止した後にバックアップ処理を行う必要があります。しかしHinemosは、図1に示すような複数のサーバにまたがる複雑なジョブのコントロールを行うことができるので、上記のバックアップ処理も簡単に実現することができます。 ![]() 図1:複数サーバにまたがるバッチジョブの例 さらにHinemosでは、ジョブの進行と結果をGUIで表示できるため、ジョブが正しく動作しているかを簡単に確認することが可能です。 |
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| 監視管理機能 | |||||||||||||||||
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運用管理において最も重要な業務の1つは、システム監視やネットワーク監視を行い、障害を検知することです。しかし一口に障害といっても、表4に示すように3つのレイヤでの障害が考えられます。
表4:障害箇所となる3レイヤ
統合運用管理ツールであるHinemosでは3つのレイヤをそれぞれ監視し、障害が発生した際にその原因が何であるかを即座に判断することが可能です。詳しくは次回以降に解説します。 |
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| 一括制御機能 | |||||||||||||||||
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Hinemosは、複数のサーバに対して「ユーザ管理(作成、変更、削除)」「ファイル管理(コピー、削除)」「パッチ適用」「サービス停止」などの操作を一括で行うことができます。 同一の役割のサーバが複数存在する場合は、サーバ台数分の設定変更を行う必要があるため、操作ミスや操作漏れが発生する可能性を高くなります。Hinemosの一括制御機能では、複数サーバへの設定を一括で行えるため、操作ミスや漏れをなくし、しかも効率的に実施することができます。 |
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| 性能管理機能 | |||||||||||||||||
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監視管理機能では障害を監視しますが、性能管理機能ではシステムのパフォーマンス情報の収集・表示を行います。ノードの稼動状態の確認やシステム増設計画の立案、次期システムの見積もりには、リソースの使用率の傾向のレポートなどを参考にする必要があります。 Hinemosでは、リソース利用の実績を収集し、収集データを外部にエクスポートしてレポートに利用することができます。また、図2の画面のように、収集データはいつでもグラフ表示させることができるため、収集範囲内のどの時間にシステム負荷が増加したかなどを直感的に認識することができます。 |
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