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| レギュラトリーコンプライアンスについて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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この20年間で、電子メールは手軽ですばやい個人用の通信手段から、商取り引きや企業活動の記録を保管する事実上のアーカイブへと進化してきました。また、商取り引きの詳細な記録としての役目も果たすようになり、裁判の証拠や、コンプライアンス規制に準拠していることの証明や、内規違反を特定するための資料としても重要な価値を持つようになりました。 その結果、今日の企業は外部の規則と内部の管理指針に従って過去の電子メールを保存し、長期にわたって保護するために多大な努力を払っています。この比較的新しい規制慣行により、電子メールの管理がさらに複雑になったうえ、過去の電子メールの保持に必要なコストが増加しました。 公的規制、開示のための準備、企業ポリシーの施行など、その動機はさまざまですが、電子メールの管理体制を確立することは今日の企業にとって最重要課題の1つとなっています。中でも、レギュラトリーコンプライアンスは、電子メール管理用のIT制御とプロセスを実装する重要な動機の1つです。 そのうえで特に重要になるポイントは、過去の電子メールの保存、保護、検索を効果的に行うことです。また、従業員が送信した電子メールや、組織の電子メールゲートウェイに届いた電子メールを、効果的に制御、監視、保護、管理することも重要です。 |
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| コンプライアンスと開示要件の多様性 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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レギュラトリーコンプライアンスの義務化による直接的、間接的、派生的な影響は、規制、業界、または個々の企業によって大きく異なります。 したがって、このドキュメントで推奨されているSymantec Email Security and Availability for Microsoft Exchangeソリューションの実装例は、すべての組織に当てはまるものではありません。また、IT組織は、電子メール以外にもさまざまな形式の電子記録を扱う必要があります。 このドキュメントでは、そのような種類の電子記録に関連するレギュラトリーコンプライアンスや、特定の規制による影響については触れていません。 |
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| 電子メールのライフサイクルの管理 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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今日の企業は、電子メールそのものの重要性と、電子メールトラフィックの管理においてMicrosoft Exchangeなどのメッセージングシステムが持つミッションクリティカルな重要性を十分に認識しています。 レギュラトリーコンプライアンスや法的開示の要件に対応することが企業にとって最優先課題の1つになるにつれて、電子メールに関する新たな検討課題や要件が浮上してきました。 電子メールメッセージは、組織内の個人によって送信された段階、または電子メールゲートウェイに届いた段階から、企業ポリシーまたは規制に基づいて最終的に削除され、完全に抹消される段階に至るまで、そのライフサイクル全体を通して管理する必要があります。 レギュラトリーコンプライアンスや法的開示の要件では、単に電子メールを保存するだけでなく、要求された情報をすばやく検索して提供することが義務付けられています。したがって、単純にすべての電子メールメッセージを保存し、必要に応じて過去のアーカイブを検索するようなソリューションは理想的とはいえません。 コンプライアンス要件に対応した電子メールの保持と検索を可能にする方法を開発するときには、次の要素を考慮する必要があります。
表1:コンプライアンス要件に対応する際に考慮すべき事項 |
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シマンテックイエローブック
本連載は、シマンテックイエローブック「Symantec Email Security and Availability for Microsoft Exchange」からの転載記事です。シマンテックイエローブックとは、ITプロフェッショナルの方や一般の技術者に対して、技術的なノウハウを提供する本です。これらの本はシマンテックのソリューションを使って実際のビジネスや技術上の問題を「どのように解決するのか」について書かれています。またベストプラクティスに基づく推奨事項に加え、インストール、設定、製品の統合についても詳しく解説されております。詳しくは、下記のURLを参考にしてください。 http://www.symantec.com/ja/jp/enterprise/yellowbooks/index.jsp |
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