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| はじめに | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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前回に引き続き、「電子メール管理の重層的アプローチ」を紹介します。今回は電子メールのセキュリティについてです。 |
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| 手順1:電子メールのセキュリティ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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前回紹介した図1の階層化モデルの外側の層は、電子メール環境の保護を実現します。セキュリティに対する脅威は電子メールを媒介とするものが大半を占めているので、電子メールのセキュリティを確立することはソリューション全体にとって重要な意味を持ちます。 適切な方法の1つとして行われるのが、セキュリティをネットワークの複数の場所で階層化することです。次の主要な3つのポイントで脅威に対応します。
表1:脅威に対応するためのポイント 迷惑な電子メールを送信元に近い地点で排除できれば、帯域幅、処理能力、ストレージ容量を節約できます。 これは、SMTPゲートウェイスキャナからメッセージストア、さらにはメッセージアーカイブ層に至るまで、ネットワーク全体に利益をもたらします。メールサーバーの保護では、コンテンツをリアルタイムで検査できることが必要になります。 電子メールがメッセージストアにコミットされるときや、ストアからアクセスされるときには、検査を行う必要があります。また、ウイルス定義ファイルが更新されたときや、コンテンツルールで規定された状態が発生したときには、メッセージストアのコンテンツを随時またはスケジュールに基づいて検査する必要があります。 ウイルスは、それに対応するウイルス定義ファイルがまだ用意されていない初期段階において、検出されることなく電子メールを通じてメッセージストアに侵入することがあります。ウイルス定義ファイルが更新されたときには、メッセージストアを定期的にスキャンして悪質なコンテンツを除去し、ユーザーを脅威から保護することが重要になります。信頼性の高い方法による電子メール量の削減脅威の大半はスパムによってもたらされます。 スパムやその他の迷惑な電子メールを減らすことは、電子メールシステムのセキュリティを確保する上で重要な意味を持ちます。電子メール全体に占めるスパムの割合を削減できれば、悪質な脅威によって発生するセキュリティリスクも低減できます。また、電子メールの量が増加したり、大量のスパムが継続的に送り付けられても、電子メールシステムのパフォーマンスを最適な状態に維持することが、セキュリティを確保する上で重要になります。 問題は、正当なメッセージとジャンクメールを正確に区別することです。電子メールをフィルタ処理して迷惑な電子メールをネットワークや社内の電子メールシステムから排除するアプリケーションには、高い信頼性と同時に、正当な電子メールの流れを妨げないことが求められます。 |
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シマンテックイエローブック
本連載は、シマンテックイエローブック「Symantec Email Security and Availability for Microsoft Exchange」からの転載記事です。シマンテックイエローブックとは、ITプロフェッショナルの方や一般の技術者に対して、技術的なノウハウを提供する本です。これらの本はシマンテックのソリューションを使って実際のビジネスや技術上の問題を「どのように解決するのか」について書かれています。またベストプラクティスに基づく推奨事項に加え、インストール、設定、製品の統合についても詳しく解説されております。詳しくは、下記のURLを参考にしてください。 http://www.symantec.com/ja/jp/enterprise/yellowbooks/index.jsp |
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