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| はじめに | ||||||||||
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近年、個人情報保護法の施行や、相次ぐ情報漏洩事故による企業の信用失墜といった背景を踏まえ、企業内部に対するセキュリティの強化要求が高まってきています。またクライアントPCの管理効率の向上やTCOの削減要求も強くなっています。このような背景を受けて、今「シンクライアント(Thin Client)」に注目が集まっています。 当社でも、社会的背景を踏まえ、自社のシステム基盤のセキュリティ強化を最重要課題とし、2005年より自社での技術調査、試験導入を経て、シンクライアント導入を決定しました。端末には、サン・マイクロシステムズのシンクライアント「Sun Ray Virtual Display Client(以下、Sun Ray)」を使用し、シンクライアントシステム上でWindows環境を実現しています。 当社では、お客様に提供するソリューションのショーケースとなりうるシステム、品質を目指した取り組みを行っております。シンクライアント導入の取り組みは、当社だけでなく広く企業が抱える課題への解決策となると考えています。当社は今回の自社導入で蓄積したシンクライアントシステム構築時の問題と対応策をノウハウとして蓄積し、「シンクライアントソリューション」として提供しています。 本連載では、企業の視点でシンクライアント導入の効果や導入にあたっての課題について、当社の導入経験から得た内容について紹介し、今後シンクライアントソリューションの新たな展開がもたらす効果を解説していきます。 |
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| 導入の経緯 | ||||||||||
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シンクライアントを導入する以前、当社における課題には表1にあげる3つがありました。
表1:当社が抱えていた課題 これらの課題は、多くの企業が抱えている問題ではないでしょうか。当社ではお客様にソリューションを提供するにあたって、自社内で実際に導入し、その効果を自ら体験した上で提案するという姿勢を大切にしており、今回導入したシンクライアントもその1つです。 先にあげた社会的背景を踏まえ、表1にあげる自社内の課題を解決する新たなソリューションとして、シンクライアント導入プロジェクトを立ち上げました。 |
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