【新・言語進化論】土日に買って勉強したい「言語」本
第1回:編集者ガチンコバトル 今話題の言語本はこれだ!
編者:シンクイット編集部
公開日:2007/11/3(土)
画像処理ライブラリ「OpenCV」の隅から隅まで
「OpenCV プログラミングブック」は、画像処理向けのC言語ライブラリ「OpenCV」を紹介する書籍だ。これまでに「DirectX 9 シェーダプログラミングブック」や「入門OCaml」「Cプログラミング入門以前」を担当した毎日コミュニケーションズの山口 正樹さんが手がけている。
「コンピュータやCCDカメラの普及により、画像処理が身近なものとなりました。その中でもコンピュータビジョン(Computer Vision)はコンピュータに『視覚を与える』ための技術です。我々生物が視覚情報を重視すると同様コンピュータにとっても応用範囲が広い技術で、産業用途やロボットの"目"の研究にもつながります。
『OpenCV』は画像処理に関係する関数が多数用意されたC言語ライブラリ集で、関連のプログラムが驚くほど簡単に書けてしまいます。
本書では、OpenCVの導入から基本的な使い方、画像処理の基礎とコンピュータビジョンのプログラミングまでを触れます。執筆は奈良先端科学技術大学院大学(およびその出身)の研究者の皆様にお願いしました。書籍制作の進行とあわせOpenCVマニュアルの和訳を完成させhttp://opencv.jpにて公開されています。本書とあわせて活用ください」
画像処理に特化したC言語ライブラリがここにある
OpenCVプログラミングブック
著者:奈良先端科学技術大学院大学 OpenCVプログラミングブック制作チーム
発行:毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-2354-9
仕様:B5変型、440ページ
価格(税込み):3,570円
発売日:2007年09月21日
Ruby On Railsに影響を受けたPHPフレームワーク
CakePHPガイドブック
著者:安藤祐介、新原雅司、堂園俊郎
発行:毎日コミュニケーションズ
ISBN:978-4-8399-2431-7
仕様:B5変型、352ページ
定価(税込み):3,360円
発売日:2007年10月24日
PHPフレームワーク最注目の「CakePHP」に挑戦
「CakePHPガイドブック」を手掛けた吉田 俊一さんは、これまでに「UNIXネットワーク管理者ガイド(萌えるPC-UNIX)」や「CPUの創りかた」「いまどきのアセンブラプログラミング」、さらに「30日でできる! OS自作入門」「Short Coding」など、プログラマなら1度は手にとったことのある本に関わっている。
「Webアプリケーション・プログラミングの世界に於いてPHPは既にデファクトスタンダードな言語として、大規模な開発にも実績があります。ここ数年の目立った傾向に、さらに高速な開発手法を目指した様々なPHPフレームワークの登場があります。
その中でもPHPらしいコンセプトを有し、Ruby On Railsからの多くの影響を受けたフレームワークとしてひときわ注目を浴びているものがCakePHPです。CakePHPは、PHPビギナーでも容易に使いこなせるように設計されていますが、実務レベルでも多く利用され、最近の特徴としては、アクセス数が多く負荷の高いサイトでの採用実績が増えています。
本書は、フレームワークの基礎知識から、Webアプリ開発に欠かすことのできないセキュリティの知識までを、CakePHPを初めて使う人から、ある程度使ったことのある人までを対象に、詳細かつ実践的に解説します」
本記事の最後は、プログラムを学び、さらに上を目指す人なら目を通しておきたいIDGジャパン発行の「ITアーキテクト Vol.13」を紹介する。 次のページ