「早期発見」した病気話から得られる教訓とは
怪談話、都市伝説に続いて語られることの多いものが「病歴・大病の話」だ。「先日の定期健診で」や「風邪と思って医者にいったら」と、こちらは「見過ごしていた」状況からの「発見 → 回復」として語られるものだ。
中には「発見が遅れて手遅れに」と締めくくられるものもあるが、基本的には助かってこその病気話である。
「病気」には(まだ解明されていないものもあるが)原因があり、その結果や対処法(まだ発見されていないものもあるが)がセットになっている。後半は都市伝説と同じだが、前半の「見過ごしていた」という状況こそが「あなたも見過ごしてはいませんか」という警告につながっているのだ。
前述したように、開発の現場では目に見えるトラブルがなければ、そこに潜むバグは見過ごされがちだ。しかしそのバグが発症する前に対策を打てたとすれば、そのプロジェクトの生存率・生還率は大幅にアップするだろう。
厳選したバグ話が、あなたの身を心を凍らせる
さて、ここまで読んでくれたあなたは、もう恐怖のバグ話を聞く準備ができているはずだ。
開発の現場に携わっている人ならば、誰もが経験するであろう「プログラマとして遭遇したバグ」や「プロジェクトに襲い掛かったバグ」など、ケースごとに3回に分けて紹介していく。
記事はそれぞれ「バグ話」と、バグに出会ったときの「対処法」、そしてバグに会わないための日常から使える「チェックシート」の3つで構成している。ぜひバグ話で身の凍る思いをした後で、日々のバグ管理に役立ててもらいたい。
それでは次週12月14日から、いよいよ戦慄のバグ話を語ることにしよう。 タイトルへ戻る