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キャリアアップ成功指南〜成長したいエンジニアのために |
第3回:フリーターだった自分がネットワークエンジニアになれたワケ
話者:テンプスタッフ・テクノロジー 中山 善雄、谷藤賢一 2007/1/19
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— これまでに経験した業務について教えてください。
中山氏:これまで特定派遣という形態で、3年半ほど実務を経験してきました。現在は、2社目でVPNパッケージを使用し、お客様のネットワークを構築するサービスを行っています。
1社目では、知識も経験も限られていたため、ルータの設定を行うといった業務を行っていました。その時、他の業務を行っている社員の方々と話す機会があったのですが、そこでわかったのは、それぞれ専門の業務を持ちつつ他の業務についての知識を備えており、それぞれの専門家が協力して1つのサービスを提供しているということでした。
ネットワークでは、ルータなどのインフラを活用して様々なアプリケーションやサービスが動いています。今後は、そうしたネットワーク関連サービスを総合的に提供できるような業務に携わりたいと考えています。
— 実務を行っている中で、重要だと感じていることについて教えてください
中山氏:どの業界でも同じですが、やはりコミュニケーションが重要だと思います。
エンジニアは、技術的な業務を行うということには違いないのですが、お客様の目的は、技術を使うことではなく、その技術を活用した別のところにあるわけです。よってエンジニアは、お客様の目的や用途を理解しそれに適した技術を判断し提案していく必要があります。そのためには、お客様の要求を引き出すコミュニケーション能力が求められるのです。
これは特別な素質が必要とされるというものではないと思っています。困難に遭遇しても、粘り強く取り組むことで、解決できることがほとんどですから。
最初は知識が少ないため、技術的な話になると腰が引けていたように思います。しかし、現在は技術的な内容に対しても気後れしたり、怖いと思うことがなくなりました。「どんなに技術的に難しいことでも、根気よく調べて考えれば、必ず解決できる」ということを経験してきたからです。
意欲はあっても、躊躇している人に対しては「学歴、年齢、経歴は関係ない。自分でやりたいという思いがあって、がんばることができれば、成功することができる」ということを伝えたいですね。
NetProは手厚いサポートも提供してくれますし、学ぶことも多数あります。しかし、それは、ほんのちょっと背中を押してくれるものに過ぎません。結局は自分自身がどう取り組んでいくのか、それこそが重要だと思います。
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テンプスタッフ・テクノロジー株式会社 ITエンジニア事業部 システムセンター 中山 善雄
学校卒業後、2年間中国に留学。帰国後、飲食店でフリーターをしていたがIT業界に興味を持ち、「NetPro」としてテンプスタッフ・テクノロジーに入社。入社時はPC経験がほとんどない状態からのスタートだったが、3年半たった現在は特定派遣として「顧客企業NWへのVPN導入」を担当するほどに。どんなに忙しくても、効率よく仕事をやりとげ趣味の海外旅行はかかさない。将来はコンサルタントを目指す30歳。
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テンプスタッフ・テクノロジー株式会社 ITエンジニア事業部 米国CCE,Inc. GCDF-Japan キャリアカウンセラー 谷藤 賢一
大学在学中よりベンチャー企業にてシステム開発業務に従事。エンジニア職と営業職を中心に渡り歩いた企業数は、テンプスタッフを含み2ケタにのぼる。2003年に復職。持論は「最大サービスの結果が収益」。どこまでも人に熱く接することの意義を訴え続ける。ときに若く見られて損をすることも多い38歳。
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