ここで注意したいのが、基盤構築の知識のみではこの時代に太刀打ちできません。業務アプリケーションの開発やマネージメント経験があって、はじめて今の時代に太刀打ちできるSEになれるのではないでしょうか。
業務アプリケーションの開発しか経験のない方は基盤構築の領域へのチャレンジを、基盤構築の経験しかない方は業務アプリケーション開発の領域へのチャレンジをすることで自身のキャリアアップにつながるはずです。
また、プロジェクトマネージャになられると「もう技術は携わらない」という方が多く見けられますが、携わらないながらも自己啓発し、領域を広げておられる方が今後も生き残っていけると思っています。
図2はあくまでも「傾向」ですが、4年前は汎用機のスキルがあれば十分だったのが、昨今では急速にオープン系の技術が広まり、オープンソース・Webシステムの技術が求められていることが読み取れるかと思います。
図2:時代の傾向
 このように時代のニーズに読み取って、知識を養っていくことは非常に重要になります。また、これらに加えて、業務知識とマネジメントスキルが合わされば正に勝ち組人材といえるのではないでしょうか。
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