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Eclipseでテストとパフォーマンス検証
第6回:ログファイルのパーサを作成する
著者:
ビーブレイクシステムズ 益原 祐介
2005/11/14
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ログファイルを使用してパーサのテストを行う
最後に今まで作成したログ・パーサが正しく動作するかをテストします。テストするためには第5回でも使用したランタイム・ワークベンチを起動します。「Run → Run」で「Eclipse Application」を起動させます。
起動させたランタイム・ワークベンチ上で「File → Import → Log File → Next>」をクリックして、ログファイルのインポート画面を表示させます。表示したら「Add」をクリックして、「Selected log files」欄で「JMS Message Log Parser」を選択します(この名称はplugin.xmlで定義した名前です)。
次に「Details」タブを選択してインポート対象のログファイルとバージョンを指定して「OK」をクリックします。ログファイルのインポート画面に先程選択したログファイルが追加されていることを確認したら「Finish」をクリックします。共通基本イベントに変換されたログが図3のように表示されるはずです。
図3:共通基本イベントに変換されたログ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
まとめ
ログファイルのパーサの作成方法について理解できたでしょうか。この他にもログ相関用プラグインを作成すればタイムスタンプやメッセージIDで1メッセージづつ手作業で関連付けるような作業が軽減され、効率よくログ分析を行うことができます。
最後に
今回の連載では取り上げませんでしたが、2005年10月にEclipse TPTP用の言語パッケージがリリースされました。プロファイリングやアダプタファイル編集などすべての範囲で日本語化されていますので、さらにEclipse TPTPの利用が広がると思います。
本連載ではEclipse TPTPの代表的な機能について見てきましたが、テストとパフォーマンス測定の効率化に関して少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ 益原 祐介
Javaスペシャリスト
九州大学文学部卒業。在学中は考古学の研究、遺跡の発掘作業を行う。その後、情報システムに興味を持ちビーブレイクシステムズに入社。徹底した社内教育によりJavaエンジニアとなる。現在は社内技術レポートの執筆や技術雑誌への寄稿を行い、社内の技術力の向上に貢献。
INDEX
第6回:ログファイルのパーサを作成する
はじめに
アダプタ構成ファイルの作成
プラグイン・マニフェスト・ファイルの編集
ログファイルを使用してパーサのテストを行う