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| 既存機能と追加機能との連携 | ||||||||||||
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では実際のカスタマイズを例にして、フレームワークのよさを知っていただきたいと思います。 標準の機能では自分がいつ誰の日記にコメントを残したかということを管理することはできません。自分が日記にコメントを残した場合、その箇所を覚えておいて定期的にチェックをしなければなりません。そこで、自分が友だちの日記に対して、いつどんなコメントを書いたか一覧表示する機能を付加してみましょう。 カスタマイズ開発は次のステップで行います。
表3:カスタマイズ開発で踏んでいくステップ それでは、早速カスタマイズ開発をはじめましょう。画面要素に関していうと、コメントの一覧機能は自分用の備忘録的な意味合いが強いので、「コメントの本文」と「コメントの入力日時」が一覧表示されていれば十分でしょう。画面レイアウトも既存のMyPageと同じHTMLファイルの雛形に、これらの要素としての機能が一覧表示されるだけで簡単です。これはデザイナにHTMLを作成してもらうことにしましょう。 このように作業を分担することが可能な点がフレームワークのよいところです。いよいよ本題である機能の実装です。まずは利用できるAPIがないか確認します。今回は日記につけたコメントに関する機能ですので、日記に関連するAPIに利用できそうなものがあるはずです。 日記クラスモジュールのAPIを調べると、get_diary_commentという関連がありそうなAPIが見つかりました(図3)。どうやらこれはコメント作成者のユーザシーケンス(会員を識別するID)を渡すと該当するコメントの一覧を返してくれるAPIのようです。今回の用途にまさにぴったりですね。 これを利用して早速スクリプトを書いてみました。 コメント一覧機能の実装例
(前略)
1行目で日記のオブジェクトを作成しており、2行目ではそのオブジェクトのget_diary_commentというAPIに自分のIDを渡しています。ログインしている自分自身の情報はフレームワークで管理されているので、どんな機能からでも簡単にアクセスできるようになっています。ここでは「$this->user_data['account']」とするだけで、自分のIDにアクセスしています。 3行目では2行目で取得したコメントの本文を、4行目では2行目で取得したコメントの作成日時をデザイン側にセットしています。5行目では、セットした値をHTMLに渡して、実際にユーザが見る画面を生成しています。 あとは実際に動かしてテストを行うだけです。テストに関しても既存のAPIはすべてテスト済みなので、今回実装した部分だけに集中することができ、ここでも大幅に時間が節約できます。もちろん今回は簡単な機能を例にしたのですが、このくらいの機能であれば、1〜2時間で作ってしまうことも可能でしょう。 図5の実装例の中で省略している部分はモジュール作成の雛形のような部分で、実際にはほとんど自動的に作られます。開発者の間では、モジュール策定仕様書というドキュメントが共有されていて、ほとんど迷いがなく実装できるようになっているのです。 先日オープンした「表参道comnit(http://town.comnit.jp/)」では友だち機能をカスタマイズして、表参道にあるSHOPを管理する機能を付加しました。また地図との連動機能も組み込んでいます。「新しい機能を追加できる」という、フレームワークのよさを活かした好例といえるでしょう。 |
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製品紹介 「SNSエンジン、comnit(コムニット)」 本連載は株式会社イースリーおよび株式会社ラソナの開発したSNSエンジン、comnitの利用ケースをもとに記事を掲載しています。 comnitで作り上げたコミュニティを生かして、お客様のマーケティング手法に合わせた実践的なケースをご紹介いたします。 詳細はコチラ http://www.comnit.jp/ http://www.e-3.jp/ |
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