連載 [第6回] :
徹底比較!! O/Rマッピングツール多機能なHibernate(後編)
2006年8月28日(月)
実行結果
それでは、実際に実行してみましょう。実行結果は以下のようになります。
実行結果
-----検索結果(HQL)-----
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まとめ
今回は、Hibernateについて見てきました。HibernateではHQLやCriteriaといった機能を使用することで、検索処理が簡単に行えます。なお、SQL文を直接記述することも可能です。
また、Sessionにオブジェクトをキャッシュさせると、オブジェクトの変更をHibernateが自動的に検出してくれてデータベースに反映してくれるので更新処理も非常に楽です。しかし、オブジェクトの状態については注意が必要です。
Hibernateでは、マッピングファイルに設定することで関連データを自動的に取得できるためコーディングは非常に楽になります。ただし、多機能が故に設定が複雑で習得にも時間がかかってしまいます。Hibernateを熟知している担当者が居ない場合には、iBATISやTorqueと比べて初期コストは多くかかってしまうでしょう。
次回は、まとめとして今まで紹介してきた3つのO/Rマッピングツールの総論とEJB 3.0について触れてみたいと思います。
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