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| はじめに | ||||||||||||||
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今回はHinemosのクライアントパッケージ、そのユーザインターフェースの解説です。どんなアプリケーションでもいえることだと思いますが、ユーザインターフェースは重要な要素です。 Hinemosでは、ユーザインターフェースをEclipse RCPを用いたGUIとして実現しています。統合運用管理ツールとしてのGUIをどのように構想し、実現したのかを解説させていただきます。 |
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| 統合運用画面 | ||||||||||||||
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まずは、統合運用管理ツールのユーザインターフェースとして求められる要件としてどのようなものがあるか整理してみたいと思います。要件としてはいくつか考えられると思いますが、筆者らは下記を重要視しました。
表1:インターフェースの要件
さて、これらの要件を踏まえ、いかにしてクライアントのユーザインターフェースを実現するかですが、GUIとしてまず考えられるのが、Webベースのユーザインターフェースです。 Webベースのユーザインターフェースは、利用するユーザが多いときには、メンテナンス効率が良く非常に優れています。しかしその反面、操作性の高いGUI画面、特に画面のレイアウト変更などを実現するのは非常に困難です。 運用管理ツールの場合、ユーザ数は限られていますので、クライアントはパッケージを配置する方法でもよいと考えました。 そこで選択したのが、リッチクライアント作成用フレームワークであるEclipse RCPです。Eclipse RCPを利用することで、表1にあげたの3つの要件をすべてクリアすることができます。 |
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| Eclipse RCPの特長 | ||||||||||||||
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Eclipse RCPは、Javaでのリッチクライアント作成のためのフレームワークの1つです。Eclipseは、Eclipse Foundationが提供するオープンソースのIDE(統合開発環境)として有名ですが、Eclipse RCPはEclipseで使われているGUI作成用の共通機能を、他のGUIアプリケーションでも汎用的に利用できるように切り出したものといえます。開発環境としてEclipseを使用されている方にはお馴染みのビューやエディタ、パースペクティブ、メニューなどをフレームワークとして提供しています。 ここでは簡単にEclipse RCPのGUIフレームワークについて説明します。 |
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| ビューとパースペクティブによるGUI構成 | ||||||||||||||
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Eclipseの画面構成は、ワークベンチウィンドウと呼ばれるウィンドウ画面(大元のウィンドウ)の中に複数のビューやエディタを表示する形で構成されます(図1)。ビューは場所の移動やサイズの変更、表示/非表示が可能です。 この画面構成(ビューの配置)をパースペクティブという概念で扱うことができ、画面構成に名前を付け、保存・再現することができます。 |
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