js_providerサンプルを試す
はじめに
本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。
今回はサンプル16「js_provider」デモについて解説します。
連載ではWindowsについてのみ確認を行い、足りない手順についての内容を追加しています。UNIXを利用する場合には、Windowsの手順を参照してください。
サンプル16 js_providerのデモ
この「js_provider」は、JavaScriptとE4Xを使用し、JAX-WSProviderを実装した形式のhello worldデモです。クライアント側では、2つのDispatch型の呼び出しを行います。
1つ目の呼び出しはMESSAGEモードのSOAPMessageデータで、E4Xで実装しています。2つ目の呼び出しは、PAYLOADモードのDOMSourceデータで、こちらはJavaScriptで実装しています。
この2つのメッセージは、src/demo/hwDispatch/clientディレクトリのXMLファイルにしたがって構成されています。
「js_provider」デモを実行する前に、以下の内容を確認してから作業してください。
必要条件
celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。
環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際にwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。