streamsサンプルを試す
はじめに
本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。
今回はサンプル21「streams」デモについて解説します。
連載ではWindowsについてのみ確認を行い、足りない手順についての内容を追加しています。UNIXを利用する場合には、Windowsの手順を参照してください。
サンプル21 streamsのデモ
この「streams」は、ストリームハンドラを使ったメッセージ転送の方法を示したデモです。ストリームハンドラは、クライアントとサーバの両方 にインストールする必要があります。送信メッセージを圧縮する際には、バインドするOutputStreamをメッセージを圧縮する機能のものとします。 このとき、メッセージの受信には伸張用のInputStreamを使用します。
ストリームハンドラはCeltixの独自のもので、トランスポートと読み書きを行う前に呼び出します。ハンドラは、メッセージの読み書きに使用する 「java.io.OutputStream」や「java.io.InputStream」を含んだMessageContextを受け取ります。メッ セージを圧縮したい場合には、「GZIPOutputStream」と「GZIPInputStream」の組み合わせにより圧縮と伸張を行います。
「streams」デモを実行する前に、以下の内容を確認してから作業してください。
必要条件
celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。
環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際にwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。