hello_world_RPCLitサンプルを試す
はじめに
本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。
今回はサンプル8「hello_world_RPCLit」デモについて解説します。
連載ではWindowsについてのみ確認を行い、足りない手順についての内容を追加しています。UNIXを利用する場合には、Windowsの手順を参照してください。
サンプル8 hello_world_RPCLitのデモ
この「hello_world_RPCLit」は、RPC-Literal型を使った場合のHello Worldデモです。すでにいくつかのHello Worldデモを行っていますが、このサンプルではRPC-Literalスタイルのバインディングを使用しています。
「hello_world_RPCLit」デモを実行する前に、以下の内容を確認してから作業してください。
必要条件
celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。
環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際にwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。
antを使ったビルドと起動
samples/hello_world_RPCLitディレクトリからant buildスクリプトによってビルドし、デモを実行します。
UNIXとWindows共にビルドを行った後でサーバを起動します。
ant build
ant server
さらに別のコマンドプロンプトからクライアントを起動します。
ant client
WSDLファイルやクラスファイルから生成したコードを削除するには、次のコマンドを実行します。
ant clean