はじめに
本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。
今回はサンプル5「hello_world」デモについて解説します。
連載ではWindowsについてのみ確認を行い、足りない手順についての内容を追加しています。UNIXを利用する場合には、Windowsの手順を参照してください。
サンプル5 hello_worldのデモ
「Hello_World」はDocument/Literal型を使った場合のHello Worldデモです。「Hello_World」デモを実行する前に、以下の内容を確認してから作業してください。
必要条件
celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。
環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際ににwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。
antを使ったビルドと起動
samples/configurationディレクトリからant buildスクリプトによってビルドし、デモを実行します。
UNIXとWindows共にビルドを行った後でサーバを起動します。
ant build
ant server
さらに別のコマンドプロンプトからクライアントを起動します。
ant client
WSDLファイルやクラスファイルから生成したコードを削除するには、次のコマンドを起動します。
ant cleanバックナンバー
この記事の筆者
株式会社富士通SSLでNTT仕様のオペレーティング・システムの開発に従事したのち、日本ディジタルイク イップメント株式会社でNTT向けシステムの開発、その後、ソフトウェアとハードウェアのプリセールス活動を展開した。DECの合併を経て、現職のミドル ウェア製品のマーケティング、アライアンス、プリセールスなどに従事。
blog「Essence is Real」
http://blogs.iona.com/essence/
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