hello_world_xml_wrappedサンプルを試す

はじめに

   本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。

   今回はサンプル10「hello_world_xml_wrapped」デモについて解説します。

   連載ではWindowsについてのみ確認を行い、足りない手順についての内容を追加しています。UNIXを利用する場合には、Windowsの手順を参照してください。

サンプル10　hello_world_xml_wrappedのデモ

   この「hello_world_xml_wrapped」は、xmlバインディングでWRAPPEDスタイルを使った場合のHello Worldデモです。soapの代わりにxmlバインディングを使用し、doc-litラップスタイルでのxmlバインディングにおいて、celtixが どのような動き見せるかを示しています。

必要条件

   celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。

   環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際にwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。

antを使ったビルドと起動

   samples/hello_world_xml_wrappedディレクトリからant buildスクリプトによってビルドし、デモを実行します。

   UNIXとWindows共にビルドを行った後でサーバを起動します。

   さらに別のコマンドプロンプトからクライアントを起動します。

   WSDLファイルやクラスファイルから生成したコードを削除するには、次のコマンドを実行します。