managementサンプルを試す
はじめに
本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。
今回はサンプル17「management」デモについて解説します。
連載ではWindowsについてのみ確認を行い、足りない手順についての内容を追加しています。UNIXを利用する場合には、Windowsの手順を参照してください。
サンプル17 management
今回取り上げる「management」デモは、Celtixの管理機能をどのように利用するかを示しています。コンフィグレーションファイルの情報は、この管理機能をどのように運用するかを指定するために使用します。
管理情報の操作は、celtixのイベントの作成や削除を行う基本的なコンポーネント「Bus」によって実現しています。またJMX MbeanServerを通じて、これらの基本的なコンポーネント情報を公開する「JMX」の機能を利用することもできます。
JMX MbeanServerを設定する場合は、次のような準備が必要です。
必要条件
celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。
環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際にwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。
さらに、Celtixコンフィグレーションプロパティの「instrumentEnabled」と「JMXEnabled」を「true」に設定し ます。これによりMBServerからPlatformMBeanserverを利用可能となり、JDK1.5にバンドルされているjconsoleを 使って、Celtixの被管理コンポーネントを参照できます。