連載 :
オープンソース統合監視ツール導入指南4種の統合監視ツールの情報収集機能を比較!
2007年10月5日(金)
はじめに
「第1回:『Nagios』『Hobbit』『ZABBIX』『Hinemos』を徹底比較」では、本連載で比較を行う各統合監視ソフトウェアの紹介と、簡単な特徴の説明、「統合監視ソフトウェア」の定義を行いました。
今回から、各統合監視ソフトウェアの具体的な機能について比較を行ないます。
統合監視ソフトウェアの機能
各ソフトウェアにはシステムの監視に役立つ様々な機能が実装されていますが、大きく以下の機能に分類されます。
情報収集機能 | 監視対象のサーバやネットワーク機器の状態を収集する機能 |
情報表示機能 | 収集した情報を基に、データやグラフなどを表示する機能 |
閾値設定機能 | 収集した情報を基に、正常/異常を判断する機能 |
通知機能 | 異常が発生した場合に、定められた方法で通知を行なう機能 |
その他の機能 | 上記以外の機能で、システムを効率的に管理するために有用な機能 |
本連載においても、上記の5つの機能に関して比較を行っていきます。今回は1つ目の機能である「情報収集機能」について比較を行ないます。
情報収集機能の比較
情報収集機能については、監視対象の状態を収集する機能に加え、情報収集の設定や収集したデータの保存形式を対象として比較を行ないました。各比較項目の説明を以下に示します。
- 情報収集機能
-
- リソース監視:専用エージェントを用いたCPU/メモリ/ディスク/ネットワークなどの内部リソース監視が可能かどうか
- ネットワーク監視:ping監視、ポート監視などのネットワーク越しの状態監視が可能かどうか
- SNMP監視:SNMPを利用したポーリング/トラップ監視を行なえるかどうか
- 情報収集設定
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- 設定方法:情報収集の設定変更を行なう方法/ツール
- 保存形式:情報収集の設定が保存される形式
- 設定変更後の再起動:情報収集の設定を行なった後にサービスを再起動する必要があるかどうか
- プラグインの豊富さ:外部のプラグインが利用できるかどうか、およびその豊富さ
- 設定の容易さ:情報収集の設定が容易かどうか
- データ保存形式
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- 収集した情報が保存される形式
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