プログラミングの作業効率をアップするテキストエディタ

MIFES8の新機能「3つのポイント」
それでは、MIFES8の新機能の中から、ポイントとなる3つを紹介します。
巨大ファイルを「超高速」編集
プログラムの内部構造の改良により、ファイルの読み込みやジャンプ、検索などの大幅な高速化を実現し、前バージョンと比較して最大で50倍の高速作業が可能となりました。
また、編集可能なファイルサイズを拡大し、最大2GB×100ファイルを同時に編集可能です。Webサーバのログやシステムのマスターデータ、デー タベースから抽出した生データ、ホストやオフコン系データ、NCデータ、GISデータ、デバッグ用データなど、大容量ファイルも快適に編集することができ ます。
ひと目でわかるファイル比較(diff)
「diff」機能は、これまでユーザから寄せられたアンケートの中で一番多く要望されたもので、ソースの差異を見比べた状態での編集作業が飛躍的に便利になりました。相違行や挿入行の背景色が変わり、差異部分に連動したジャンプも可能です(図3)。
さらに9世代まで残せるバックアップファイルの更新確認も可能で、複数メンバーで作業を行う場合にも便利に利用できます。編集中にすぐに比較することができ、画面で確認しながら編集を続けるといった、テキストエディタならではの使い方が可能です。
CSVデータを桁合わせ表示
この「CSVデータの桁合わせ表示」も、ユーザからの要望が多かった機能です。レコード系のデータを扱う方に便利な機能だといえるでしょう(図4)。
CSV(カンマ区切りのテキストファイル)やログファイルなど、レコードデータの列の幅を揃えて表示する機能を実装したほか、ソートや単一化などを 行う整形ツールも搭載しています。300万行(1行10,000文字、1列2,000文字)までの処理が可能で、表計算ソフトでは扱いにくい巨大なデータ もテキストデータのまま、軽快に編集できます。
そのほか、以下の表2のような整形機能を備えています。
CSV桁合わせ | 列の幅を揃えて表示 |
CSV行ソート | 行を並べ替え |
CSV行単一化 | 同じ行を単一化 |
CSV列入れ替え | 列の入れ替え |
CSV列の削除 | 指定された列を削除 |
CSV区切り文字変更 | 列間の区切り文字、列内の文字寄せを変更 |