プログラミングの作業効率をアップするテキストエディタ

2007年9月26日(水)
谷口 剛志

幅広く活用できるテキストエディタ

   統合開発環境には付属のエディタが用意されているケースが多いものです。しかし操作性や機能が物足りないと感じることがあったり、実際の編集においては「作業効率が悪い」ということも少なくありません。

   またテキストデータはプログラムのソースコードだけではなく、ドキュメントの基本データやWebページ、設定用データ、サーバのログなど、ありとあらゆるところに使われています。

   使い慣れていて、かつ信頼できるテキストエディタが1本あれば、言語や開発環境が変化しても対応でき、日々の業務で発生するテキストデータの編集や検索などが素早く行え、末永くあなたの強い味方になることでしょう。

テキストエディタのロングセラー

   本記事で紹介する「MIFES(マイフェス)」は、1985年に開発用ツールとして誕生して以来、シリーズ累計で200万本以上を出荷している日本で最も長い歴史と実績を誇るテキストエディタです(図1)。

MIFESのメイン画面
図1:MIFESのメイン画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   プログラム開発の編集ツールとしてはもちろん、ドキュメント作成やWeb編集、レコードデータの加工など、快適で効率のよいテキスト編集環境を提供します。

最新バージョン「MIFES8」

   2007年2月にリリースした最新バージョンの「MIFES8」(図2)では、Windows Vista/XP/2000/Server 2003に対応したほか、エディタのエンジン部分である内部構造の全面的な改良を行いました。これにより、ファイルの読み込みやジャンプ、検索など、エ ディタの基本性能の高速化を実現しています。

MIFES8パッケージ
図2:MIFES8パッケージ
MIFES8製品サイト(体験版がダウンロードできます)
http://www.megasoft.co.jp/mifes8/index.html

   また「ファイル比較(diff)」や「CSV整形ツール」など、編集作業の効率化をはかるための新機能を搭載したほか、200項目以上の機能や使い勝手の改良を行っています。

様々な言語、開発環境で利用可能

   MIFESは特定の言語への偏りがなく、さまざまなプログラミングで利用できる汎用的なエディタになっています。もちろん開発環境と連携も可能で、 MIFESでオープンしているファイルをコンパイラに渡し、コンパイルのログをMIFESで開くといったことも可能です。

   予約語の色替え機能においては、各種のプログラム言語の定義を標準で用意しており、HTMLに埋め込みまれたスクリプト言語にも対応しています。

   収録済みの定義は以下の通りです。

  • C/C++
  • MIL/W言語
  • HTML
  • JavaScript
  • CSS
  • PHP
  • VBScript
  • JSP
  • JAVA
  • Perl
  • Ruby
  • TeX
  • SQL
  • COBOL
  • FORTRAN
  • VHD
表1:MIFESに収録済みの定義

   またこれらの定義は、追加や編集することが可能です。

メガソフト株式会社

1989年メガソフト入社。販売から企画、開発まで幅広く活動し、MIFESにはVer.6.0から携わる。以降担当ディレクターとして、さらに使いやすく仕事に役立つエディタを目指して開発を行う。

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る

他にもこの記事が読まれています