Kurian氏によれば、Oracleが目指す次世代アプリケーションプラットフォーム戦略における重要なキーワードには「Java EE 5」「SOA2.0」「Web2.0」があげられるという。
Oracleが目指す次世代アプリケーションプラットフォーム
またKurian氏によれば、Enterprise JavaBeans 3.0(EJB 3)とJava Persistence API(JPA)によって、「PHP」「Ruby on Rails」「Grails」「Spring」「JSR-223」といったサービスをまとめることができるという。「Java EE 5によって開発が簡易化され、ダイナミックでインタラクティブなアプリケーション開発が可能となる。これもJavaがオープンであるおかげです」と、Kurian氏はJava EE 5がオープンであることを歓迎した。
次にKurian氏はWeb 2.0にも注力していることを述べ、Java EE 5をはじめとしてEJB 3、SDO、JavaServer Faces(JSF)、Ajax、Business Process Execution Language for Web Services(BPEL)などの動的な言語により、クライアントPCやモバイルといったプラットフォームに依存しないパワフルでリッチなアプリケーションとWebサービスを実現できるとした。
年に一度のJavaの祭典であるJavaOneだが、展示ブースでは毎年多くのメディア(出版社など)が出展している。日本と同様、無料で雑誌やフリーペーパーなどが配布されていた。それらはXenやVMwareといった仮想化技術やRuby on Rainsなど、日本でもおなじみの内容が紹介されている。記事を見ると、余剰サーバ資源の有効利用や効率的なアプリケーション開発の話題などが掲載されており、日米のエンジニアが抱える問題は同じであるようだ。