CodeGear、Windows Vista対応のC++ RADツールの新バージョンC++Builder 2007を発表
C++RAD統合開発環境
2007/5/15 17:45
Windows Vista対応のビジュアルRAD開発環境
CodeGearは5月15日、Windows向けのネイティブC++ RAD(Rapid Application Development)統合開発環境であるC++Builder 2007を発表した。
C++Builder 2007は新たにWindows Vistaをサポートし、既存のC++アプリケーションを容易にVista対応させ、最新のVista Aeroユーザインターフェースを利用したWindowsアプリケーションのすばやい構築を可能にするという。
C++Builder 2007の主な特徴は以下の通り。
- Windows Vista Aero、Vista DesktopおよびVista APIのシームレスなサポート
- BoostおよびDinkumwareライブラリのサポートを含むANSI C++など標準仕様への準拠
- 柔軟なカスタマイズに対するMicrosoft MSBuildエンジンをベースとした新しいC++ビルドシステム
- 旧バージョンのIDEと比較して最大5倍のビルドパフォーマンスの向上
- UMLによるC++ソースコードの可視化
- C++ユニットテストの統合
- CodeGear InterBase、SQL Server、MySQL、Oracle、IBM DB2、Sybaseなど主要なRDBMSの最新バージョンをサポートする新しいRADデータアクセスアーキテクチャDBX4を採用
- バーチャルフォルダやC++構造ペインの強化などを含むC++統合開発環境の機能強化
- 新しいINDY 10インターネットプロトコルコンポーネントスイート
「C++Builder 2007はVistaアプリケーションの開発工数とコストを劇的に削減できるように設計されており、GUIを中心としたアプリケーションの開発でC++Builderを利用して、80%の開発時間の削減に成功した例もあります」とCodeGear 製品管理兼戦略担当副社長マイケル・スウィンデル氏は述べている。
C++Builder 2007の出荷は2007年6月中旬を予定とのこと。
(ThinkIT編集局 森谷 一敏)