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株式会社サイオ
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サイオ、加速するビジネスに対応するRimless Computing

2006/2/14
柔軟なビジネスに対応するRimless

   サイオはRimless Computingの普及にあたり、2006年2月14日に「SCIO Rimless Buisiness Forum 2006 Winter」を開催した。まずはRimless Computingについて、株式会社サイオ 代表取締役社長 安田知弘氏が基調講演を行った。

   現状のシステムについて、安田氏は「Rimlessの逆、Rimed(ふちあり)で囲まれた状態だ」と問題点をあげた。Rimedとは、システム内のコンポーネントが密結合しており、機能の取替えが容易ではない状態を指す。

株式会社サイオ 代表取締役社長 安田知弘氏
株式会社サイオ 代表取締役社長 安田知弘氏

   この問題に対して、1つの答えがRimlessになる。安田氏は「Rimlessは、コンポーネント同士が疎結合で繋がっているため、機能の追加・削除が容易に行える」という。しかし、コンポーネントが緩やかに繋がっているだけでは、コンポーネント同士の協調がとれない。そこで、コンポーネント同士の協調をとり、インターフェースを提供するのがIdbAとなる。

   そして安田氏は、「Rimless環境によってシステムを構築することによって、加速するビジネスにも対応できる」という。

   なお、Rimless/IdbAの詳細についてはThinkITの記事を参照してほしい。


eコマースによるRimlessの活用

   続いて、「事例に見るRimless Computingソリューション効果」と銘打ち、モデレータに@IT 発行人 新野氏を迎え、パネラーには、Eストアー 入山氏、ドンキコム 佐野氏、日立システムアンドサービス佐々木氏を招き、さらにサイオ 安田氏も加わってパネルディスカッションを行った。

   eコマースを運営する上で問題となっているのが、運用だといえる。そこで、複数のサーバへの接続から仕様変更にも柔軟に対応が可能で、一元管理を提供できるIdbAに期待が集まっている。

   また、クライアント側の機能変更も可能なので、情報がサーバからサーバへと渡り歩くこともなく、個人情報保護の観点からもよいとされた。