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はじめに
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今回は、コーディング規約の変数全般/インスタンス変数/クラス変数/ローカル変数について説明します。
今回取り上げる規約は、仕事としてプログラムを書く方たちにとっては基本中の基本に位置する規約といってもよいものです。基本なだけに、開発の現場では確実に守ることが望まれますので、規約の文言を丸暗記するのではなく、規約の意図までしっかり理解するようにしてください。
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変数全般
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変数に意味を持たせて変数名を宣言しておくと、後にコードを修正するときに変数の意図が明確に理解でき、コード修正におけるバグ内包の防止につながります。変数の宣言時には変数の意図を表す変数名をつけるようにしましょう。
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1つのステートメントには1つの変数宣言(C_VAL001)
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1つのステートメントには、1つの変数を宣言するべきです。これを面倒だからといって以下のように1つのステートメントで複数の変数を宣言してしまうと、どのようなメンバ変数が宣言されているのかを一目で判別するのは難しくなってしまいます。
悪い例
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public class Product {
private String productCode, productName, manufacturingId;
}
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しかし以下のようにすれば、Productクラスに宣言されているメンバ変数を一目で判別できるようになります。加えて、それぞれのメンバ変数を説明するJavadocを記述することも可能になります。
良い例
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public class Product {
⁄** 製品コード *⁄
private String productCode;
⁄** 製品名 *⁄
private String productName;
⁄** 製造Id *⁄
private String manufacturingId;
}
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著者プロフィール
株式会社電通国際情報サービス 高安 厚思
株式会社電通国際情報サービス 開発技術センター
Java(J2EE)/オブジェクト指向の研究開発やプロジェクト支援、開発コンサルティングに従事。モデル、アーキテクチャ、プロセスが探求対象。今回は Javaコーディング規約2004の仕掛け人。
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著者プロフィール
株式会社電通国際情報サービス 東田 健宏
株式会社電通国際情報サービス 開発技術センター
CTI、Webアプリの開発経験を経て、現在は主にプロジェクトマネジメント支援、プロセスエンジニアリング、ソフトウェア工学研究開発に従事。最近はコーチング、ファシリテーションといったヒューマン系スキルに興味を持ち日々修得に努めている。
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著者プロフィール
株式会社電通国際情報サービス 藤村 浩士
株式会社電通国際情報サービス アウトソーシング事業部所属
Java(J2EE)に関わる研究開発やプロジェクト支援の経験を経て、現在は、大手企業の業務会計システムの開発プロジェクトに従事。開発の傍らで、プロジェクトの「見える化」にも関心があり、オープンソースを組み合わせて「見える化」の実現に勤しんでいる。
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