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SMB市場におけるグループウェアの導入実態

2006年2月13日(月)
伊嶋 謙二

はじめに

今回は、SMBにおいて注目を集めるグループウェアの実態をデータを基に分析していく。「第1回:SMB市場におけるITシステムの導入実態総論」で紹介したように、SMBでグループウェアのサーバの導入率は60.9%であり、今後利用したいSMBユーザも71.2%と非常に多い。

こういった数値から、個人だけで蓄積・保有している価値ある情報を、ビジネスユニットあるいは全社的にITインフラを通して共有することができるグ ループウェアのメリットをSMBユーザは理解した上で、「利用価値・利用効果が目に見えやすいIT」として導入を望んでいることがわかる。

ITインフラ整備がほぼ完了したSMBユーザにとって、ITインフラが整備された効果を実感するという意味ではグループウェアは最適なソリューショ ンだ。今回は今後導入意向のあるSMBユーザ向けに、グループウェア導入のポイントを整理する。そして、SMBにおける具体的なグループウェアパッケージ のシェアをノーク・リサーチの調査結果から紹介していく。

便利な情報共有化ツールであるが、社員に使わせることがポイント

「LotusNotes」「サイボウズ Office」を代表とするグループウェアが、企業のネットワーク環境においてのツールとして導入が確実に進んできている。しかし、いくらグループウェア がSMBユーザにとって「利用価値・利用効果が目に見えやすいIT」であるとはいっても、「魔法の杖」のように導入すればすぐに効果があわられるというも のではない。きちんとグループウェアの本質的機能を理解し、導入メリットや注意点を考慮しなければならない。

グループウェアが利便性に富む点は次の三点に集約される。

  1. 情報の共有化
  2. 社内のコミュニケーション向上
  3. 業務の効率化および生産性向上
表1:グループウェアが利便性に富む点


SMBにおけるITは、情報化の基盤にあわせていかなければならない状況になっているといえる。外的な要因としては、イントラネット/インターネットといったITインフラの普及のスピードが恐ろしく早く進み、ほぼインフラの整備は完了したことがあげられる。

グループウェアの機能

オフィス内に導入されているPCの数=スタンドアロンPCの数でない。それぞれ個別に使用されているPCではなく、イントラネットで繋がっているこ とを活用しなければ、組織的にも機能的にも無駄が多い。個人別にバラバラに持っているスキルベースや営業情報などの企業にとって有益な情報を、有効活用 (データ共有)すべきだという認識の高まりがある。

もっと具体的にいえば、営業担当者/管理部門/生産部門などの企業内の社員すべてが、表2の主なグループウェアの機能を活用することによって、情報の一元化とデータベース化による業務の効率化、そして生産性の向上をはかれる。

  • 電子メール
  • 電子掲示板
  • 業務ドキュメント処理
  • スケジュール管理ワークフローの処理
  • ナレッジ機能
  • EIP(Enterprise Information Portal)機能
表2:主なグループウェアの持っている機能
有限会社ノーク・リサーチ

1956年生まれ。1982年、株式会社矢野経済研究所入社。パソコン、PC(IA)サーバ、オフコンなどを プラットフォームとするビジネスコンピュータフィールドのマーケティングリサーチを担当。とくに中堅・中小企業市場とミッドレンジコンピュータ市場に関す るリサーチおよび分析、ITユーザの実態を的確につかむエキスパートアナリスト/コンサルタントとして活躍。1998年に独立し、ノーク・リサーチ社を設 立。IT市場に特化したリサーチ、コンサルティングを展開すると同時に、業界各誌への執筆活動も積極的に行っている。
ホームページ:http://www.norkresearch.co.jp/

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