「Wine 10.8.0」リリース

2025年5月21日(水)
 Wine HQは5月17日(現地時間)、x86アーキテクチャ上のLinuxなどでWindows向けアプリケーションを動作させるソフトウェア、「Wine 10.8.0」をリリースした。

 Wineは「Wine Is Not an Emulator」の略称であり、その名の通りエミュレータを動作させるのではなく、Windowsアプリケーションをネイティブ動作させるソフトウェア。X Window Systemを利用して、Windows向けのGUIアプリケーションを動作させることができる。

 「Wine 10.8.0」では、ユーザハンドルを共有メモリに保持するようになったほか、TIFF画像処理の強化、デバッグに必要なプログラムデータベースバックエンドの強化など、複数の機能の強化、およびバグフィクスなどが施されている。

 「Wine 10.8.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
プレスリリース

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る