セキュリティ調査向けLinuxディストリビューション「Kali Linux 2025.4」リリース

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 セキュリティ調査向けLinuxディストリビューション「Kali Linux 2025.4」が12月12日(現地時間)、リリースされた。

 「Kali Linux」は、DebianをベースとしたLinuxディストリビューション。デジタルフォレンジックやペネトレーションテスト(侵入テスト)、リバースエンジニアリングなど、セキュリティ作業向けのLinuxディストリビューション。脆弱性診断、証拠保全・分析、負荷テストなどが標準の状態で可能となっている。

 「Kali Linux 2025.4」では、GNOME環境の提供がWaylandのみとなったほか、Kaliツールをフォルダーに整理するためのアプリグリッドが追加されたほか、デフォルトのビデオ プレーヤがTotemに代わりShowtimeとなり、ターミナルをすばやく開くためのCtrl+ Alt+TまたはSuper+Tキーボードショートカットが追加された。また、VirtualBox、QEMU、VMWareにおけるクリップボード共有やウィンドウスケーリングなどの仮想マシンゲストツールがサポートされるなど、複数の機能強化が加わっている。

 「Kali Linux 2025.4」は、Webサイトから入手できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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