ソニー、ディープラーニングのプログラムを生成するコアライブラリ「Neural Network Libraries」をオープンソース化
2017年7月13日(木)
ソニーは6月27日、ディープラーニングのプログラムを生成するフレームワーク「コアライブラリ:Neural Network Libraries」をオープンソース化したと発表した。これによって、プログラマーやデザイナーは無償で公開されるこのコアライブラリを使用して、人工知能を実現できるディープラーニングのプログラムを開発し、各種製品やサービスに搭載できるようになる。
ディープラーニングは、人間の脳を模倣したニューラルネットワークを用いた機械学習の一手法。このディープラーニングを従来型の機械学習に置き換えて使用することで、画像認識や音声認識の性能が近年飛躍的に向上し、ある領域では人間を超える性能も達成した。ディープラーニングは高い汎用性を備えているという特長もあり、画像認識、音声認識、機械翻訳や信号処理、ロボット制御など広範囲な対象に応用されている。従来は利用されてない領域でも新たな提案が生まれている。
コアライブラリのコアは様々なOSやハードウェアで動作するプログラミング言語「C++11」で記述されており、Linux、Windowsをはじめ多くのプラットフォームで動作する。
「Neural Network Libraries」は、Webサイトからダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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