オープンソースのCMS「Drupal」に極めて重要なセキュリティ修正、既に攻撃も確認
2018年4月29日(日)
drupal.orgは4月25日(現地時間)、オープンソースのCMS「Drupal」に極めて重要なセキュリティ修正を行ったと発表した。
「Drupal」は、当初はBBSシステムとして開発されたシステム。PHPで実装されており、ApacheやIISで動作する。動作にはMySQL、PostgreSQL、MongoDBなどのRDBMSが必要。Drupalはユーザ管理、レイアウトカスタマイズ、ブログ作成システム、フォーラムなどCMSの基本的な機能をカバーしている。
今回の発表では、Drupal 7.xおよび8.xにリモートコード実行の脆弱性が存在しており、悪用されるとDrupalを利用したサイトが制圧される恐れがあるという。今回の脆弱性の重要度は「Highly Critical」となっており、また、今回の脆弱性を悪用した攻撃が既に確認されているという。これらの脆弱性を修正した「Drupal 7.59/8.4.8/8.5.3」がリリースされており、Drupalのユーザは速やかにアップデートを施す必要がある。
(川原 龍人/びぎねっと)
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