コンパイラ基盤「LLVM 7.0.0」リリース

2018年9月21日(金)

LLVM Developer Groupは9月7日(現地時間)、「LLVM Compiler Infrastructure(LLVM)7.0.0」をリリースした。

「LLVM(Low Level Virtual Machine)」は、コンパイル時、リンク時、実行時など、さまざまな時点でプログラムを最適化するよう設計された、さまざまなプログラミング言語を網羅しているコンパイラ基盤。仮想マシンをターゲットとした中間言語を生成し、その仮想マシンに向けたコードを特定のコンピュータに最適なコードに変換する。この作業は言語・アーキテクチャの双方から独立しているため、様々な言語およびアーキテクチャに対応できる。

「LLVM 7.0.0」では、OpenBSD向けにUBsan、X-Ray、libFuzzerが、FreeBSD向けにMSan、X-Ray、libFuzzerがサポートされた。また、Clang、Compiler-RT、libc++、libunwind、LLDBなどが一新されるなど、複数の変更が加わっている。

「LLVM 7.0.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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