伊藤忠テクノソリューションズ、Yahoo! JAPANのデータ分析基盤にオープンネットワーキングソリューションを提供
2019年5月3日(金)
伊藤忠テクノソリューションズは4月25日、Yahoo! Japanのデータ分析基盤に、ハードウェアとOSを状況に応じて組み合わせてネットワークを構築する「オープンネットワーキング・ソリューション」を提供したと発表した。2019年3月から新しいネットワークを使って分析基盤の運用を開始しているという。
「オープンネットワーキング」は、サーバのようにハードウェアとOSを状況に応じて組み合わせることで、特定メーカーの独自技術に依存することなく、柔軟にネットワークを構築する技術。今回LinuxをベースとしたネットワークOSを採用し、オープンソースソフトウェアの運用ツールを利用して、ネットワーク運用の効率化と自動化を図ることを可能にしたという。また、アメリカの大手OTT事業者が導入しているデータセンターネットワークの設計を採用することにより、ネットワーク帯域を有効活用するとともに拡張性の高いネットワークを実現した。
今回のオープンネットワーキング・ソリューションでは、ハードウェアにOCPの仕様に基づいたシャーシ型スイッチである「Backpack」と、Edgecore Networks社のボックス型スイッチである「AS5812-54T」を採用。OSにはLinuxベースのネットワークOS「Cumulus Linux」を採用した。ネットワークは、拡張性と可用性に優れたIP Closネットワークで構成され、その上で仮想的にレイヤ2通信を実現する技術「VXLAN」を採用している。
(川原 龍人/びぎねっと)
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