アライドテレシス、SFP+対応ギガビット・インテリジェント・エッジ・スイッチをリリース

2013年10月1日(火)

アライドテレシスは9月30日、ギガビット・インテリジェント・エッジ・スイッチ「CentreCOM AT-x510-28GSX」の出荷を開始した。標準価格は598,000円。

CentreCOM AT-x510-28GSXは、販売中のx510-GTX/GPXモデルと同様に内部電源冗長、スタック、10Gアップリンクを持つx510シリーズのSFPモデル。標準ポートはSFPスロットを24スロット、アップリンクとしてSFP/SFP+スロットを4スロット装備し合計28ポートが利用可能。SFP/SFP+スロットは4スロット全てを10ギガアップリンクとして、もしくは4スロットのうち2スロットにスタック専用モジュール(AT-StackXS/StackOPシリーズ)を装着しVCSを構成しつつ、残り2ポートを10ギガアップリンクとしても使用可能。

SFP多ポートを持つ本製品を活用し、広域ファイバー接続構成における集合型メディアコンバータースイッチとして、製造業や自治体など拠点や建屋が広域に分散している構成にも適用できる。

プレミアムライセンス(AT-x510-FL01/別売)にも対応し、OSPFやRIPなどのダイナミックルーティングが利用可能となり、集合型メディアコンバータースイッチとしてのみではなく、拠点コアやディストリビューション・スイッチとしてルーティングを使用したネットワーク設計にも柔軟に対応する。

さらに、イニシャルリリースでAllied Telesis Management Framework(AMF)プロトコルに対応し、AMFマスター装置となるSBx8100シリーズと組み合わせることによりネットワーク機器の管理・運用をユニファイド化するAMFを用いることでゼロタッチコンフィグやスマートプロビジョニング、オートリカバリー機能などにより、ネットワーク管理・運用の一元化・簡素化・自動化を図りランニングコストの低減を実現する。

CentreCOM AT-x510-28GSXの主な特長は以下の通り。

・u-VCF、AMF対応

x510シリーズは、ファームウェアバージョン5.4.3からu-VCF(unified Virtual Core Fabric)に対応し、ネットワーク機器の管理・運用をユニファイド化するAMF(Allied Telesis Management Framework)に対応。

・10ギガビットイーサネットモジュール(SFP+)に対応

高速イーサネット技術「10ギガビットイーサネット」に対応。SFP+モジュール対応スロットを4スロット搭載しており、別売のSFP+モジュールを装着することで高速・大容量の10ギガビットイーサネット環境を提供する。

・冗長電源搭載

固定式冗長電源を標準搭載するため、オプションのリダンダント電源装置を使用せずに電源冗長化が可能。

・VCS、LD-VCS対応

複数のスイッチに双方向40Gbpsの帯域幅を持つ専用のスタックモジュール(AT-StackXS/OPシリーズ)を装着することで1台の仮想スイッチとして扱うことができるVCSをサポート。VCSグループは最大4台のx510シリーズを自由に組み合わせて構築できる。スタックされたスイッチはL2テーブル、QoS、アクセスリストなど各種情報を同期させ。仮に1台に障害が発生しても運用は継続される。また、LD-VCS(ロングディスタンスVCS)を標準搭載。最大9kmまでの長距離VCSが可能。

・幅広い用途に対応

インテリジェント・エッジ・スイッチとして重要となるセキュリティー、認証、省エネ機能など豊富なレイヤー2plus機能に対応しながらスタティックルーティング機能を標準搭載。また、ファームウェアバージョン5.4.3-1.4より、プレミアムライセンス(AT-x510-FL01/別売)を用いることで各種ダイナミックルーティング、EPSRなどの機能を追加可能で、エッジ・スイッチからダイナミックルーティングを利用したディストリビューション・スイッチなど幅広い用途に対応する。


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