アドビ、Snap.svgオープンソースプロジェクトをGitHubに公開
米Adobeは、Scalable Vector Graphics(SVG)を扱うWebデザイナーやデベロッパー向けに、Snap.svgと呼ばれる新しい無償のオープンソースJavaScriptライブラリをGitHubに公開した。
Snap.svgはSVGコンテンツのアニメーションと操作のための強力で直感的なAPIであり、マスキング、クリッピング、パターン、フルグラデーション、グループ化などの機能によりコンテンツをインタラクティブで魅力的にすることができる。この新しいライブラリはAdobe Edge ツール&サービスを補完し、今日のモダンなWebブラウザに求められる強力な描画能力とパフォーマンスに優れたグラフィックス機能をサポートする。
Apache 2ライセンスに基づきリリースされるSnap.svgは、Internet Explorer 6以降ブラウザ上でSVGを扱うための事実上の標準となってきたRaphaëlの作者である、アドビのディミトリ ブラノフスキー(Dmitry Baranovskiy)により新しく作成された。Raphaëlとは異なり、Snap.svgはInternet Explorer 9およびそれ以降、Safari、Chrome、Firefox、およびOperaを含む最新のブラウザに対応している。
Snap.svgはクリーンでメンテナンスの容易なコード作成を促すため、Edge Animate、Adobe Flash Pro CC、Adobe Illustrator CC、およびAdobe Photoshop CCをはじめとする、応答性に優れたグラフィックスや、強力な描画機能を必要とするツールにとって最適なAPIサーフェス。また、既存のSVGにも対応するため、以前に作成したコンテンツの再利用や、そのコンテンツへのインタラクティブ機能の追加も可能。
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アドビシステムズ
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