アドビ システムズ、Webサイト構築ツール「Adobe Muse 2.0日本語版」の提供を開始
アドビ システムズは8月21日、コードの記述不要でWebサイトを構築することのできる「Adobe Muse 2.0日本語版」の提供を開始した。同社が提供するサブスクリプションベースでの利用が可能なクラウドサービス「Adobe Creative Cloud」の一部として提供される。
Adobe MuseはHTMLページのデザインと公開を、レイアウトや印刷と同じように簡単な操作で行うことができるWebサイト構築ツール。さまざまなマスターページ、双方機能のための内蔵されたツール、およびAdobe Typekitサービス経由の400種類を超えるWeb用フォントの利用が含まれ、他と差別化したプロフェッショナルなWebサイトを容易に制作できる。
Adobe MuseはAdobe Creative Cloudメンバーシップの一部としても提供され、このメンバーシップは年次契約の場合は月額5,000円、月次契約の場合は月額8,000円で提供される。個人のCS3、CS4、CS5、およびCS5.5ユーザー向けには月額3,000円の発売記念版を販売中。Muse単体でのサブスクリプションは9月中旬のリリースを予定している。
同日、Adobe Creative Cloudの今後予定しているアップデートも発表された。
- Adobe Muse 2.0日本語版をリリース(8月21日)
- Adobe Edge preview版のアップデートをリリース、名称をAdobe Edge Animateに変更(8月21日)
- 新しいCS7の機能を搭載したIllustratorの公開を予定(8月下旬)
- iPadアプリケーション向けにコンテンツを配信できるDigital Publishing Suite Single Editionが、新たに利用可能(9月)
- DreamweaverやAdobe Edge Animateの最終製品版となるEdge 1.0などがアップデート(9月)
9月予定のアップデートで追加されるAdobe Digital Publishing Suite Single Editionは、デジタルパンフレット、ポートフォリオ、高品質なビジュアルブックといったiPadアプリケーションを直観的かつ手軽に制作できる、小規模から中規模のデザイン事務所やフリーランスのデザイナーに適したエディションで、費用対効果が高く創造性に富んだコンテンツを単一のiPadアプリとして配信できるものとなる。新規および既存のAdobe InDesignユーザーは、Adobe Creative Cloudの求めやすい価格により利益率の高いデザインサービスが可能となり、今後の電子出版業への参入のハードルを下げることへの寄与が見込まれる製品となっているという。
アドビ システムズ
http://www.adobe.com/jp/
ニュースリリース(Adobe Muse)
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/20120821_AdobeMuse.html
その他のニュース
- 2024/11/17 「GCC 15」におけるC言語のデフォルトバージョンをC23に移行
- 2024/11/15 米Red Hat、「Red Hat Enterprise Linux 9.5」を発表
- 2024/11/15 Linuxカーネル「Linux 6.11.8/6.6.61/6.1.117/5.15.172」リリース
- 2024/11/15 情報処理推進機構、「データ利活用・データスペースガイドブック第1.0版」を公開
- 2024/11/14 テクマトリックス、SBOMソリューションの販売を開始