レッドハット、OpenStack対応クラウドインフラストラクチャを実現する「Red Hat Enterprise Virtualization 3.3」を提供開始
米Red Hat,Inc.(以下、Red Hat)は1月22日、データセンターの仮想化を拡張し、ワークロードの増大へシームレスな対応を特徴とする「Red Hat Enterprise Virtualization 3.3」を全世界で提供開始したことを発表した。
Red Hat Enterprise Virtualizationは、従来のデータセンター仮想化を実現するとともに、OpenStackへの移行手段を提供するように設計されており、様々な企業がサービスレベル、性能、またはスケーラビリティを妥協することなく、従来型のワークロードと弾力性のあるワークロードを既存のインフラストラクチャ上に配備することが可能になる。
Red Hat Enterprise Virtualizationの最新バージョンでは、OpenStackサービス(コンピュート、ストレージ、およびネットワーキング)との組み合わせることができる。データセンター仮想化プラットフォームとしてRed Hat Enterprise Virtualizationを使用し、プライベートクラウドはRed Hat Enterprise Linux OpenStack Platformを使用することができる。プライベートクラウドとデータセンター仮想化の環境が共有できるため、インフラストラクチャ層を重複させる必要はない。
Red Hat Enterprise Virtualizationの最新リリースには、以下のようなインフラストラクチャ、ネットワーク、およびストレージ機能の拡張が含まれている。
・新しいセルフホステッドエンジンにより、Red Hat Enterprise Virtualizationマネージャをホスト上の仮想マシンとして配備することが可能になったことで、必要とされるハードウェアが減少する。
・バックアップ&リストア用のAPIとしてバックアップインフラストラクチャが追加、サードパーティソフトウェアベンダが仮想マシンのバックアップ/リストアを行う充実したAPIを提供する。
・OpenStack GlanceとOpenStack Neutronのサポートにより、プライベートクラウドとデータセンター仮想化の間で共通のインフラストラクチャを使用することが可能になり、仮想マシンテンプレートの保存や先進的なネットワークを構成できる。
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