Cloudera、Hadoopプラットフォームの最新版「Cloudera Enterprise 5」の一般向け提供を開始

2014年4月10日(木)

Clouderaは米国時間4月2日、同社のHadoopプラットフォームの最新版であり、エンタープライズデータハブの中核となる、「Cloudera Enterprise 5」の一般向け提供を開始した。

Cloudera Enterprise 5は、ユーザーにこれまでにないセキュリティ機能や管理機能、ガバナンスに向けた機能を備えた、オープンなデータマネージメント・プラットフォームを提供する。また、Cloudera Enterprise 5は、あらゆる形態のどんな規模のデータであっても、単一のセントラル・リポジトリ内に格納し、アクセスや分析処理を可能にするデータ管理のための協力な選択肢を提供する。

HadoopをコアとするCloudera Enterprise 5によって、エンタープライズデータハブでは、すべてのデータをそのままの形で単一のプットフォームに蓄積し、企業のさまざまなワークロードで処理および分析できるようになり、企業向けの実用的な経済性と技術を備えた。

Cloudera Enterprise 5は、既存のデータマネージメントシステムとの密接な連携が可能であり、また、企業ユーザーにとって非常に重要となる堅牢なセキュリティ、ガバナンス、データ保護、管理機能などを提供する。

堅牢なセキュリティ
必要に応じた十分なセキュリティを確保しつつ、あらゆるデータを、1ヶ所に格納することができる。データは、クラスターレベルから個々のバイト単位に至るまで暗号化させ、共通のセキュリティインフラ上で管理される。Cloudera Enterprise 5では、Cloudera ManagerおよびCloudera Navigatorによる認証確認、サードパーティのセキュリティ・プラグインによる拡張機能によって、集中的なセキュリティ管理を実現している。

総合的なデータマネージメント
Clouderaの次世代プラットフォームが複雑なシステムをよりシンプルにします。Cloudera Enterprise 5には、マルチリソース管理のためのYARNが含まれており、Hadoopベースのエンタープライズデータハブの利用や操作、管理をより容易なものにする。

コーポレート・ガバナンス
データに関するガバナンスやコンプライアンスの制御は、企業のビジネスの中核を成すもの。データ量と利用ユーザーの数が増加するにつれ、各種のリスクが高まる。Cloudera Enterprise 5に組み込まれた監査と品質管理機能は、ユーザーがデータをどこから取得し、どこに提供したかなど、データアクセスに関するレポートを提供する。

最もオープンなプラットフォーム
Clouderaは、ユーザーにとって重要なオープンソースをサポートする。Cloudera Enterprise 5についても同様で、Hadoop 2およびYARNを含む最新のオープンソースをサポートする。さらに、APIとSDK、NFSサポートと業界最大のパートナーエコシステムにより、既存のテクノロジー基盤と連携できるよう、Cloudera Enterpriseは構成・設計されている。


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