ソフトバンク・テクノロジー株式会社は、平成26年7月8日に開催した取締役会において、ミラクル・リナックス株式会社の株式を取得、子会社化すると発表した。
ミラクル・リナックスは、社名の由来ともなった国産LinuxOS「MIRACLE LINUX」の開発ベンダーとして平成12年に創業して以来、一貫してオープンソースソフトウェア(OSS)に軸足を置いた事業を展開してきた。同社は現在に至るまでに、Zabbixをベースとしたシステムの統合監視ソリューション「MIRACLE ZBX」、コンテンツ表示に特化したデジタルサイネージソリューション「MIRACLE VISUAL STATION」、及び各種デバイスに対応した組込みLinuxソリューションなど、コアテクノロジーを活用したサービスラインナップを拡充している。
一方、ソフトバンク・テクノロジーはこれまで、JavaやPerl、Rubyといったプログラム開発言語の活用や、LinuxOSから派生したAndroidOSに関連するアプリケーションの開発、統計解析向けのR言語やデータ分散処理のHadoopを活用した自社サービスの開発など、オープンソースソフトウェアを活用したITソリューションを積極的に推進してきた。
両社は、今後需要拡大が見込まれるIoTやクラウド事業の分野において、先進的で付加価値の高いサービス提供を見込み、両社の技術提携、および新たなサービスや事業の展開を視野に入れた資本提携を行うことに合意、今回の株式取得に至ったとしている。
株式の取得実行日は、2014年7月31日を予定している。
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