住友電工情報システム、Webアプリケーション開発基盤「楽々Framework3 Ver.2.0」を発売

2014年9月27日(土)

住友電工情報システムは9月24日、Webアプリケーション開発基盤の最新版「楽々Framework3(らくらくフレームワーク・スリー) Ver.2.0」の販売を開始した。

楽々Framework3は、業務システム開発のための部品組み立て型Webアプリケーション開発基盤で、システム設計から保守フェーズまで広範囲にわたって品質、生産性の向上とコスト削減を実現する。

今回発売を開始する「楽々Framework3 Ver.2.0」では、仕様書出力機能や、システム影響範囲抽出機能など、システムの保守フェーズ、追加開発フェーズにおいて工数の大幅削減が期待できる機能を提供している。開発環境を丸ごとスナップショット保存、プログラム単位の自動バックアップなど、安心してシステム開発を進めることのできる機能も追加した。 また、今回のバージョンでは、前バージョンの楽々FrameworkIIを利用中のユーザー向けに、楽々FrameworkIIで開発したシステムを楽々Framework3の環境へコンバートする機能を追加した。

今回新たに追加された機能は以下の通り。

・仕様書出力、テストスクリプト自動生成
プログラム仕様書、テスト仕様書、テストスクリプトを自動作成する機能を追加。作成したプログラムのパラメータや必要なテスト内容をExcel形式の仕様書として出力する。また、生成されたテスト仕様書を確認するためのスクリプトも出力できるので、テスト内容をオープンソースの「Selenium」を利用して動作確認を行える。初期にスクリプト生成しておき、プログラムに修正が発生した場合のリグレッションテストなどに活用できる。

・影響範囲抽出機能
保守フェーズやシステムの追加開発でよくある、データベースのテーブル構造の変更、画面項目等の変更の際に、修正が必要なプログラムとその影響箇所を一覧で表示して瞬時に特定できるようになった。プログラムの修正漏れを防ぎ、システムの品質向上、安定稼働に役立つ。

・スナップショット作成/プログラムバックアップ、リストア機能
開発環境を丸ごとスナップショットとして保存することができるようになった。必要なタイミングでスナップショットを作成しておくことにより、不意のシステムトラブルや仕様変更(仕様の再検討)など、システムの切り戻しで元に戻したい場合など、任意の時点に開発環境を復元することが可能。プログラム単位においても、個々のプログラムの編集履歴を自動で記録(バックアップ)しているので任意の時点に復元が可能。

・グラフ描画、マトリックス表示機能部品の追加
プログラム部品(パターン)としてグラフ描画、マトリックス表示部品を追加した。これにより部品を指定するだけでグラフの表示、マトリックスでの集計が簡単に行える。部品指定に関しても楽々Framework3の統合開発環境「RakStudio」を利用し、グラフ種類の指定やマトリックスの行列指定などをGUIで簡単に行える。


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