リンク、ベアメタル型アプリプラットフォームにおいて広帯域向けUTMサービスの提供を開始
リンクは6月17日、物理サーバの追加・削除・コピーがコントロールパネルの操作で可能となるベアメタルクラウドサービス「ベアメタル型アプリプラットフォーム」において、広帯域向けUTMサービスの提供を開始した。UTM(Unified Threat Management)は、複数の異なるセキュリティ機能を一つのハードウェアに統合し、集中的・統合的に脅威管理を行う。
ベアメタル型アプリプラットフォームは、セキュリティやパフォーマンスの面から、物理サーバを利用したい、あるいは物理サーバと仮想サーバをうまく使い分けたいといった要望をもつ多くのユーザから好評を得ている。さらに、昨年行われたITpro EXPO AWARD 2014で特別賞を受賞し、ITインフラ領域において新しい価値を提供していることが第三者からも評価された。
仮想サーバを運用する感覚で物理サーバが利用できる当サービスは、他社の影響を受けやすいパブリッククラウドサービスに比べ、セキュアかつ安定した運用を実現する。回線のバックボーンは共有10Gbpsで提供しているため、スマホアプリやゲームなどトラフィックが膨大になりがちなサービスや、CMやSNSなどとの連動キャンペーンにより瞬間的に増大する場合でも、回線がボトルネックになりにくい設計になっている。
昨年のサービス提供開始以来、ユーザ企業も約100社と順調に増えており、今後もより安定した回線を低コストで提供するために、今回、広帯域向けUTM サービスを提供することとした。当サービスは、ユーザが利用している各サーバは全て仮想スイッチ経由で繋がっておりローカル環境での運用となる。グローバル環境との接続は、仮想UTMを経由して接続している。今回は、このUTMをメニュー化したもの。
バックボーンは従来のまま共有10Gbpsで、100Mbpsまでは標準サービスとして提供。100Mbpsを超える場合は、月間トラフィック(回線帯域)ごとに上位プランが適用される。他社クラウドサービスの転送量課金や、コンテンツを一時キャッシュサーバに保存し、そこから配信することで高速化を実現するコンテンツキャッシュサービスに比べ低価格で提供しているため、ユーザ企業は安定した環境を低コストで利用することが可能。
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